虫歯と思ったら知覚過敏だった話

数年前から冷たいものを飲むと左の奥歯が少ししみる感じがありました。大したことではなかったので放っておいたのですが、今年に入ってから凄くしみるようになり、ついには温かいものや甘い物までしみるようになってしまいました。場所的に歯と歯の間なのでこれは間違いなく虫歯だと思いかかりつけの歯科医院に行ったのですが、結果は知覚過敏でした。

シュミテクト

怖い歯周病の経験からすぐに受診

数年前に歯周病に侵された右の上の奥歯を抜いたのですが、その時に全ての虫歯を治療してクリーニングしてもらいました。皆さんそうだと思いますがなかなかちょっとの異変で歯医者にはいきませんよね。大抵酷くなってから歯医者に行ってついでに全部治すので完治には時間がかかるとうパターンですよね。たまに途中で通わなくなってしまったりもしますが。

それまで噛むと右の上の奥歯に痛みがあって歯周病だと言うのはわかっていたので、自分なりに歯周病に効果があると思われる色々な歯磨き粉を試してみたのですが、数年に及ぶ格闘の末、負けてしまい歯がぐらついてしまったのでかかりつけの歯科医院へ行きました。

歯がグラグラになってしまうとどうすることも出来ないそうでその歯を抜いたのですが、かなり歯周病がひどくなっていて抜歯しても最悪の場合奥の上部との境にある骨に穴が開いてしまうこともあるそうです。そうなると街の歯医者では対処することが出来ず大学病院にかからなければならない面倒なことになるそうです。それに歯周病の菌が血液に入り体中に広がると動脈硬化などを引き起こすこともあるそうです。私の場合は穴が開いてなくて大丈夫だったのですが、歯周病とはそういったリスクもある怖い病気なので、「歯周病だな」と思ったら自己流で対処して酷くなってから慌てるのではなく、すぐに歯科医にかかって適切な治療を受けてください。

前回の歯科医受診後、年齢的に歯茎も下がってきているので歯周病に注意しなければいけないと思い、それからは丁寧に磨き、毎回歯間ブラシも使用して綺麗にしていました。しかし歯と歯の間がしみるのですから間違いなく虫歯だと思い、前回の経験からすぐに歯医者に行くことにしました。

かかりつけ歯科医の良さ

予約を取り歯医者へ行ってきたのですが、筋ジストロフィー患者の私は歩きや自転車で通うことが出来ないので車で通う事になります。当然駐車場があるというのが歯医者選びの第一条件になるのですが、そこの歯医者は近くにある小さなショッピングモールにあるので駐車場の心配をする必要がありません。そんな理由でそのショッピングモールが出来てから通うようになりました。

ただ、入り口を入ると靴を脱いで一段上がらなければいけません。スリッパに履き替えるのですが、高さにすると家庭の二階に上がる階段1段分くらいの高さです。何もなければ厳しいのですが、ちょうど上がる所の左側に殺菌機能付きのスリッパラックがあるので、そこに掴まってなんとか上がることができます。もちろん一人では危ないので、妻と一緒に受診しています。

先生は私より年齢は下ですが、昔からきちんとわかりやすく説明してくれるので、個人的にはとても信頼しています。とは言え筋ジストロフィーになり筋肉の衰えが顕著になると、段差を上る事とか、座ったり立ったりすることが億劫でなかなか病院には行けなくなるので自分で何とかしようと思うのですが、今回はあらがう事もせずさっさと歯医者に行きました。

前回かかった時に重度心身障害者医療費助成制度を使うようになったので「どうしたんですか?」と先生が驚いていたので筋ジストロフィーを発症したことを伝えました。歯医者に行くとまず最初に全体のレントゲンを撮るのですが、狭いレントゲン室の丸椅子に座ると立てない恐れがあり、そのことを伝えると、立ったままでレントゲンを撮ってくれました。

また、治療過程でピンポイントでレントゲンを撮る場合は立ったままではできないそうで、困っていたら先生が「立つ時私が手伝いますよ」と言って待機していてくれました。でもその時はなんとか立てたのですが、こう言うところがかかりつけ医の良いところですよね。

さて、今回もまずレントゲン撮影でしたが、立ってお願いしたところ、若い歯科衛生士さんが「ちょっとそれは・・・」と言ったのですが、奥からベテランの方が「はい、大丈夫ですよー」と声をかけてくれました。ありがたいことです。

虫歯と思ったら知覚過敏

先生がレントゲンを見て虫歯が見当たらないので「知覚過敏でしょう」とのことでした。知覚過敏とは

  • 歯茎が下がることで本来隠れている歯の象牙質の部分が露出する
  • 象牙質は再表層のエナメル質と違い多孔性でその穴から冷たい物や熱い物などが神経に伝わる

と言うことなのです。それ以外にも電動歯ブラシで強くこするとエナメル質が削れて下の象牙質が露出してしみるのだそうです。

知覚過敏の治療は歯にコーティングすることなのですが、強く磨いたり擦ったりするといずれ剥がれてしまいますので、そうなったらまたコーティングすることになりますので定期的なメンテナンスが必要となります。

普段から自分でもできることとして、知覚過敏用の歯磨き粉「シュミテクト」を使ってみることにしました。使うと数週間で効果が現れるようですので、気長にやっていきたいと思います。

■健康
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