通勤用リュックをミレークーラ30にしました

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通勤に使っているリュックを買い替えました。約10年近くノースフェイスのHOT SHOTというのを使っていましたが内部が経年劣化してしまったのでミレーのクーラ30(MILLET KULA30)に買い替えました。

ミレーリュック KULA 30 BLACK – NOIR
KULA30とHOT SHOT

ミレークーラ30を通勤で3ヵ月使ってみた感想はこちらです。

使ってわかったミレークーラ30の良い点・不満な点
通勤用のリュックをノースフェイスのホットショットからミレークーラ30 に変えて3ヶ月が経ちました。これまで使ってみ良い点と不満な点を書いてみたいと思います。

ノースフェイス”HOT SHOT”で約10年

もう震災前の電車通勤している頃からですので、かれこれ10年近くノースフェイスのHOT SHOTを通勤に使っていました。容量も26Lと十分ですし、生地も丈夫で切れたりしていません。ポケットの仕切りも非常に細かく分かれていて、親切すぎるほどです。まだまだ使えると思っていたのですが、先日、雨の中コンビニに寄った時にかなり濡れてしまいリュックからタオルを取り出して拭こうとしたのですが、なんとそのタオルにフケのようなものがいっぱい付いていたのです。タオルを払っても払っても取り切れません。仕方なくハンカチで拭いたのですが、あとで良く見たらリュックの内側に施されているコーティングが劣化してボロボロとれていたのです。その時にリュックの買い替えを決心しました。

hotoshotのサブ荷室

HOT SHOTのサブ荷室の細かく分かれたポケットは魅力の一つ

新しいリュックを探す

とりあえず近所のスポーツオーソリティに行ったのですが、そこには今売れていると思われる流行の物しか置いておらず、高校生が背負っているノースフェイスの四角いやつ、他のブランドも皆あの形ばかりです。普通のリュックがあまりありません。それでもノースフェイスのHOT SHOTがあったのですが好みの色がありません。赤がかなり安くなっていたのですが赤はちょっと・・・。という事で他を探さなければならなくなりました。しかしよく行くショッピングモールにあった石井スポーツがなくなってしまったのと、時間の余裕もないのでネットで探すことにしました。

今回リュックを買うにあたり私がこだわったのは

  • ちょっと四角っぽい形状であること
  • 軽量であること
  • 26L〜30Lの容量があること
  • 耐久性があること

の4点です。

ちょっと四角っぽい形状であること

今まで使っていたHOT SHOTはリュックらしく下が少し広くなっているんですよね。わかりやすく言うとおにぎり型。上が細くて下が広い。そして底の両サイドにも大きなRが付いているので、物をキチンと並べて入れても歩いているとグチャグチャになるのです。

  • サイドに立てた水筒が横になっている
  • 真ん中に置いた弁当箱が倒れている
  • 常備薬などを入れたポーチが弁当箱の下にいる

とにかくリュックの中で荷物がシャッフルされているような感じです。おそらく底も平らではないのだと思います。そういった経験からメインの荷室はなるべく長方形型でサイドのRが小さいものを最優先しました。

26L〜30Lの容量があること

私は筋ジストロフィーで杖をつきますから、なるべく手を空けたいのでリュックにしています。そして体幹も弱いのでショルダータイプよりリュックタイプの方がバランスがとりやすく転倒の確率も下がります。とにかくなんでも詰め込みますから大きいのに越したことはありません。前の26Lですと弁当箱が入っていると、最後に入りきらず手提げに入れて持ったということが何回かあるので30Lが良いのかなと思いましたが、次の項にある重量との兼ね合いになりますが、最低でも26Lは欲しいところです。

軽量であること

筋力が無いので軽いのが絶対条件です。容量とのバランスになりますが、それまで使用していたHOT SHOTは26Lで約1.2kgありました。理想は30Lで1.2kgなら言うことありませんが、そううまいこといく訳ないでしょうが、もし26LならHOT SHOTと同じ1.2kgかそれ以下の重量にしたいところです。

耐久性があること

すぐに破れたり、ファスナーが壊れたりしても困りますから、無名の安い物やアウトドメーカーではない物は除外します。機能性を考えて作られたアウトドアメーカーの物から探すことにします。HOT SHOTも10年位使ってますしHOT SHOTの前は同じノースフェイスのBorealisを使っていました。二つ合わせれば15年以上使用していることになります。

MILLET  KULA30(ミレークーラ30)

そして今回購入したのはミレークーラ30という物です。ご存知の通りミレーというのはフランスのアウトドアブランドです。高山の登山用のバックパックを開発して来た歴史とノウハウがあります。当然高山用ですから軽量で耐久性がなければ話になりません。そんな理由で自分の望んでいるものがあるのではないか、と思ったのです。

ミレーリュック KULA 30 BLACK – NOIR
KULA30

昔からクーラ30に決めていた?

今回現物を見ることができないので、ネットショップでのレビューや評価、あとはブログなどを参考にしました。今はビジネスマンもリュックを背負う時代ですから、それ用のスタイリッシュな物もたくさん出ていますが、カジュアルな服装の私には似合いませんし、スタイリッシュ過ぎて容量が小さくて無理です。

実は何年も前に一度リュックを買い替えようと思って色々探していたことがありました。私も今に比べたら全然元気でしたからあちこちお店を見て回りましたし、その時は重量は特に気にしていませんでした。そんな中、目をつけたのが当時のクーラ30でした。よく覚えていませんが、やはり四角っぽく基本的な形状は変わってないと思います。あの頃はリュックの中で荷物がグチャグチャになるのが嫌でしたので、四角い物を優先して探していました。そんな記憶がクーラ30を見た瞬間に蘇りました。恐らくこの時点で私の中ではクーラ30に決まっていたのではないかと思います。

ミレークーラ30の評判とポイント

本当に今は良い時代で、ネットショップのレビューには実際に購入した方のコメントが出ていますし、ブログにも評価が出ていますので情報を集めるのにそんなに苦労はしませんでした。そんな中、ミレークーラ30は割と評判も良く、特に海外旅行によく行かれる方に支持されていました。そしてそのサイズも私の理想と一致しました。

30Lタテ型デザインである

これです。30Lの容量があります。なんといっても見た感じが長方形で、おにぎり型には見えません。リュックの中での荷物の収まりも良さそうです。

超軽量である

やりました。30Lあるにも関わらず、その重量はなんと、860gです。HOT SHOTより4L容量が多くて約300g軽いということに驚きです。さすがフランスのアウトドアメーカーです。クーラ30は、まさに私のためにあるような気がしてきました。

耐久性がある

素材にはコーデュラ ナイロン500Dを使用しています。コーデュラナイロンとは防水耐久性に優れた生地で、通常のナイロンの7倍の強度があるそうです。それの500デニールの糸を使用しているので、耐久性があると同時に軽量化を可能にしているそうです。

ミレークーラ30に決める

色々と検討したのですが、昔現物を見てクーラ30に心を奪われていたこともあり、後悔はしないだろうと思いミレークーラ30に決めました。もちろん機能性など問題ないのは言うまでもありません。

そして色ですが、通勤用ですからBLACK-NOIR(黒)にしました。しかしミレーのオンラインショップなどで黒は全て売り切れており、唯一Amazonに取り扱いがありましたので速攻でゲットしました。今まで使っていたHOT SHOTもブラウンでしたから(写真よりはもっと茶色っぽかったのですが焼けたり劣化してゴールドになってしまいました)、黒が無ければSolid Grey(ちょっとカーキっぽい色)でも良いかなと思いました。

ミレークーラ30をレビューする

Amazonで購入してから2日後に届きました。早速箱を開けて見ると、やはり長方形です。良いですね。そして持った感じがとても軽く感じます。それはやはりコーデュラナイロン500Dを使用している効果なのかもしれません。

トップ部分のポケットが秀逸

私が思うクーラ30の一番の魅力はトップ部分にポケットがあるということ。前面にもあるのですが深いのでよく使う小物を収納するのには適しません。このトップのポケットは深さが約20cmありますので、スマホや鍵など良く使う小物などを入れるのに最適です。しかしメインの荷室の上に吊ってある状態ですから、あまりかさばる物を入れるとメインの荷室に入れる物の出し入れの妨げになりますから注意が必要です。
クーラ30のトップ部分のポケット

物が落ち着くメイン荷室

メインの荷室には背中側にノートPCを入れるスペースがあります。私の場合はクリアファイルに入れた書類を入れるスペースになります。そして例のグチャグチャ問題ですが、荷物を入れ替え、弁当や水筒などを入れて数日使用してみました。端に立てた水筒が倒れることはありませんし、弁当箱が倒れることもありませんでした。中の物がシャッフルされることはなく、もう完璧です。こんな小さなことでストレスがこんなにもなくなるのかという感じです。綺麗に荷物が収まりますし、今までよりも荷物の上にスペースがありますので今までのようにギリギリ入らないということはなさそうです。

ガジェットや小物を収納するサブの荷室

メインの荷室の前にサブの荷室があります。ここにはタブレットなどのガジェット類を入れるポケットや、ペンホルダーが2本、ファスナー付きのメッシュポケットが付いています。小物の収納に便利です。メッシュポケットには充電器やケーブルなどを入れると良いでしょう。サブの荷室自体は深いので、雑誌などもすっぽり入ります。

背負ったまま出し入れできる前面ポケット

サブの荷室の前にもファスナーがありポケットが付いているのですが、巷ではこのポケットが大絶賛されています。ここに入れておくことでいちいちリュックを下ろさずに出し入れができてとても便利らしいのです。しかしながら筋ジストロフィーの私は体も硬く、リュックを背負った状態でこのファスナーを開けて何かを取り出し、またしめるという曲芸はできないので、そんな便利な恩恵にあずかることはありません。でも、リュックの一番のデメリットというのは、いちいちリュックを下ろさなければいけない、ということですから素直に納得です。もちろん折り畳みの傘も入ります。

深い両サイドのポケット

ミレークーラ30のサイドポケット

サイドポケットには500mlの水筒もすっぽり入ります

バッグの外側両サイドにもポケットがあります。ペットボトルなどを入れるポケットですが良い感じの深さなのです。前のHOT SHOTのポケットは割と浅くて500mlのペットボトルを入れると、前にかがんだ時によくペットボトルや折り畳み傘が抜け落ちました。筋ジストロフィーの私はしゃがむことができず、靴を脱いだり履いたりとか前屈みになることが多いので、その時にポケットから物が落ちてしまうと今度は拾うのが大変なのです。そんな訳で両サイドのポケットは使っていませんでした。しかしクーラ30のサイドポケットは深くてペットボトルや折り畳み傘が抜け落ちることがないので助かります。ご覧の通り500mLの水筒もすっぽり収まります。ただ、メッシュではないので通気性は良くありません。

なんとレインカバー付き

KULA30の底部に格納されているレインカバー

レインカバーは本体下部に収納されています

そして一番下、底部にはオレンジ色の非常に目立つレインカバーが収納されています。この手のレインカバーが標準で装備されている物はあまりありません。

クーラ30のレインカバーを取り出す
いくら防水機能があるといっても、大雨ではかないません。特に最近はゲリラ豪雨のように急に激しい雨が降るようになりました。そんなときは駐車場から自宅までの短い距離でもリュックがびしょ濡れで中まで浸みていましたが、これからはこのレインカバーを装着すればOKです。

また、このレインカバーはKula30をすっぽりと覆ってくれますから自転車で移動する方にはピッタリです。そして鮮やかな蛍光オレンジ色ですから目立ちますし、特に雨が降っている夜間と言うのは車を運転する側からするとライトの光が濡れた路面に吸収されるので暗くて見えにくいのです。ですからこの蛍光オレンジのレインカバーはドライバーの目に留まりやすいですから、自転車を運転する方も自分の存在を気づいてもらうことが出来るのです。
ミレーリュック KULA 30 BLACK – NOIR

レインカバーをつけたクーラ30

蛍光オレンジのレインカバーがKula30をすっぽりと覆います

ミレークーラ30を1週間使用した感想

ここまで1週間、ミレークーラ30を使ってみた感想は、とても軽いという事です。素材自体が約300g軽くなっているという事もあると思うのですが、基本的な構造によって軽く感じているのだと思います。HOT SHOTはリュックの一番上の部分にショルダーハーネスが付いているのですが、それだとリュック重くなるとズルっと下がり、重心まで下がってしまい歩きにくくなります。しかしミレークーラ30はリュックの一番上から少し下にショルダーハーネスが付いているので、リュックが重くなってもそんなに下がりません。そのせいか重心が高めの位置に留まるせいか、重く感じずに歩きにくくもありません。これが一番の驚きでした。わかりやすく言うと、人をおぶった時におぶられた人が高い位置で背中にちゃんと密着していると何てことなくても、おぶられた人が下がってくるとおぶっている方も大変ですよね。あんな感じです。
クーラ30ショルダーハーネスの位置

そして背負った感じなのですが、リュックの背中側の部分が背中にピッタリとフィットする感じがします。これも今までにない感覚でした。そこまで考えて作っているとするならば、さすがミレーだと思います。安い物ではないのですが、やはりミレークーラ30にして良かったと思います。

・モノ
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