股関節の柔軟性と歩行の関係

東日本大震災後から車通勤になり、一気に歩くことがなくなり筋力の衰えを感じてきました。早いものでもう12年たちましたが、もし電車通勤を続けていたなら今はどんな状況なのかなと思います。

当時は電車通勤で片道1時間半くらいかかっていたのですが、座ると立つのが大変でずっと立っていました。それでもつらいことはなく全然OKでした。まだ転んでもなんとか自力で立つことも出来たので歩くことに恐怖心や抵抗もありませんでした。

ただ、朝起きるとふくらはぎがパンパンで立った時にかなり伸びている感じがして「随分負担がかかってるな」と思っていて、歩きすぎかなと思っていたのです。

しかし今思えばそれくらい負担がかかっていた方が筋肉が衰えなかったのだと思います。筋ジストロフィーだと筋肉に負担をかけてはいけないと言われるのですが、過保護は良くなく少しくらいパンパンになるくらいがちょうど良いのだと思っています。ですから車通勤になっていなければ今はまだ全然歩けているのではないかと思っています。

今の状況はと言いますと、まだなんとか歩けている感じですが、休日にショッピングセンターへ行くと体が歩くことを忘れかけているのか200mも歩けません。すごい負担がかかっていて休み休みと言った感じです。とても辛いのですがそれを続けているとやがて体が温まってくるのか、はたまた歩くことを筋肉が思い出すのかだんだんと調子が良くなってきます。帰る頃には辛くなくなるのですが、それでさらに歩くと翌日体がだるくて大変なことになります。

また、普段歩かないと会社でたまに立ち上がって歩くときに凄く歩きにくくてびっくりします。もう筋肉が歩くことを忘れかけているのではないかと思い本当にショックです。

そんな時にたまたまネットで「歩けなくならないように」と言うようなで動画が目にとまり見てみました。簡単に言うと、歩かないと股関節の可動範囲が狭くなって歩くことが出来なくなると言う物でした。そうならないためにも毎日股関節を動かしましょうといった内容で、股関節を動かすトレーニングの紹介でした。

やり方は

  • 仰向けになり足を少し開く
  • 膝を立て左右に足を倒す

と言う簡単な物でした。

それを毎晩寝る前に左右各50回やったところ、翌日会社で立って歩くときに違和感なく足が前に出るのです。今まで歩くことが大変だったのが、何の違和感なく歩けるのです。こんな感覚は何年ぶりだろうという感じです。

これ以外にも足を回すものなどもあるのですが、上の運動をしただけで結構腿の筋肉に負担がかかっていて、他の事をやろうとするとすぐに筋肉が攣ってしまいます。なので上の運動だけをしています。でもそれで十分だと思っています。

筋ジストロフィーだとどうしても筋肉に注意が行ってしまうのですが、やはり人間の体は全ての部位が連携しているので、筋肉だけではなく関節の可動域というのも大事なんだと気が付きました。

よかったら皆さんも試してみてください。

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