年が明け、久しぶりに出社すると会社が冷え切っています。全館暖房のビルではないので、6連休明けの会社は冷え切っていてとても辛いです。そして1年で一番寒い時期を迎えるにあたり、私のさらなる寒さ対策を紹介します。
ファイテンのネックウォーマー
寒さ対策の基本として、「首」のつく場所を温めると言う事があります。「首」「手首」「足首」ですが、共通するのは太い血管が通っているのに皮下脂肪が無いところです。つまり、「首」が冷えるとそこにある太い血管を通る血液が冷え、それが体中を巡るので体が冷えてしまうのです。ですから首を温めるのが体を冷やさない基本となるのです。
私は色々な厚さのネックウォーマーを持っていて、用途ごとに使い分けています。そしてこのファイテンのネックウォーマーは意外と薄めなのですが、タオルのような肌触りで首にぴったりとフィットしてとても暖かいのです。ネックウォーマーって意外とゆったりとしている物が多く、使い始めは良いけど使っているうちに伸びてきて、首との間の隙間が広がって結構スースーするのが不満でした。昨年発売されたファイテンのネックウォーマーは、首にぴったりとフィットしてくれるので快適です。寒い日に外出する時はこの上に厚手のネックウォーマーをしています。
ユニクロのヒートテックタイツ「極暖」
寒さ対策として機能性タイツは欠かせません。私はタイツも2種類持っています。タイツはいつも10月の終わりから履き始めるのですが、その頃はまだ気温の高い日もあるので薄手のタイツを履きます。そして12月も半ばを過ぎ気温もグッと下がってきてから厚手のタイツを履き、そして4月に薄手のタイツに戻します。
今シーズン用に買ったのがユニクロのヒートテックタイツ「極暖」です。「超極暖」もあったのですが、極寒の地に行くわけではないのでやめました。日常生活をするにはちょっと厚すぎて動きにくそうだったので。
レッグウォーマーと足首ウォーマー
次にヒートテックタイツを履いた上にレッグウォーマーを履き、内側がシルクの足首ウォーマーをつけるのですが、この足首ウォーマーがびっくりするくらい暖かいのです。もう足首ウォーマーなしではいられないので、会社用と家用の2種類買いました。順序としては、寒くなってくるとまず最初に足首ウォーマーをつけます。そしてさらに寒くなってからレッグウォーマーを履いています。レッグウォーマーだけだとそんなに暖かいとは思わないのですが、足首ウォーマーをつけると暖かさを実感しますので、お風呂に入るとき以外は常に足首ウォーマーをつけています。
初めて足首ウォーマーをつけた時、足首ウォーマーをつけただけで足先がポカポカして「こんなにも違うんだ!」と暖かさを実感して驚いたのを覚えています。温めるべき場所ってあるんだなと思いました。これも非常におススメです。
エディーバウアーの裏地付きチノパン
そして何と言っても寒い冬はこのエディーバウアーの裏地付きチノパンが最高です。暖かいフランネル素材の裏地が付いたチノパンです。数年前に買ったカーキとベージュの2本を持っていて、雪が降りそうなくらい寒い日に履いていました。しかし私の体は年々寒さに弱くなっているので、今シーズンはちょっと寒くなった日に履いてしまいました。一度履いたらもう普通のパンツには戻れません。今シーズンはこのエディーバウアーの裏地付きチノパンをメインにすることに決めましたので、新たにネイビーとグレーを購入しました。
エディーバウアーのフランネルの裏地付きチノパンの良いところは、チノパンなのでシルエットがゆったりとしているところです。下にタイツを履きますから結構ゆったりしていないと筋ジストロフィー患者の私は動くことが出来ませんし、無理に力を入れるとすぐに筋肉が攣ってしまいます。色々なメーカーが暖パンと言われるものを出していますが、ゆったり度でこのエディーバウアーの裏地付きチノパンにはかないません。私の一番のお勧めです。
シルクのハンドウォーマー
寒さ対策として地味に効果が有るのがこのシルクのハンドウォーマーです。部屋の空気が冷たいとキーボードを打つ手も冷たくなってしまいますよね。そんなときに役に立つのがこのシルクのハンドウォーマーなのです。私が愛用しているシルクハンドウォーマーMAXは指の長さがちょっと長めです。私の場合、最初に手を通すと爪が出るくらいの長さなのですが、指の太さで糸が横に引っ張られることで丁度良い長さになります。
ハンドウォーマーの素材にも色々ありますが、手袋に使われるような素材のハンドウォーマーをして仕事をすると、ごわごわしてうまく字が書けません。手が温まったらはずしてしまえばよいのですが、私の場合は腱鞘炎もあり、気温が下がってくると腱鞘炎の痛みが強くなってきます。どうやら温めていると腱鞘炎の痛みが和らぐと言う事がわかったので、常にハンドウォーマーをしている必要があります。そうなると手袋素材のハンドウォーマーは手があつくなるので使えませんが、このシルクハンドウォーマーはじんわりと温まるので一日中つけていることが出来るのです。しかも薄手ですから字を書くのも問題ありませんし、何と言っても天然素材のシルクですから手にも優しいですよね。
裏起毛ショートブーツ
どんなに寒さ対策をバッチリとしても、床からの冷えは防げません。簡易こたつを作っていても、脛から上は非常に暖かいのですが、足首から下は床からの冷気で冷え切ってしまいます。毎年この冷えに悩まされていました。ムートンブーツやスノーブーツも考えたのですが、意外と大きくて危険なので躊躇していました。何が大きいって、まるでギブスをしたかのように足が大きくなり、自分の感覚にある足の大きささとブーツを履いた足の大きさに違いがあって、思わぬところで足が引っかかったりしてとても危険なのです。
そんな中見つけたのがこの裏起毛のショートブーツです。写真で見た感じも大きさを感じませんでしたし、それでいて中は起毛素材になっていて、さらに撥水加工までされています。レビューを見てたら「底が薄く外で履くにはどうなのか」という意見がありました。私の勤務している会社は土足厳禁なのですが、サンダルの代わりに履くものを探していた私にとって、底が薄いというのは重要な条件です。さっそく買い求めたのですが、サイズをどうするか迷いました。普段は26.5㎝のニューバランスのスニーカーを履いていますが、革靴だと25.0㎝です。横幅がどうなのかわからなかったのでとりあえず26.0㎝にしました。
届いたブーツを履いてみると意外と履き口が狭くて苦労しましたが、靴ベラを使えばすんなりと履くことが出来ると思います。サイズ感も最初はピッタリだったのですが、数回履いていると起毛素材が潰れ、足に馴染んでくるので少し大きく感じます。そして靴底は薄くなっているので床面を足から感じることが出来ます。ただちょっと踵よりも足先の方が高くなっているような感じがします。私の右足首は90度くらいまでしか曲がらないので、立っているとふくらはぎがかなり伸ばされる感じがしましたが、普通の方なら全く気にならないと思います。そして何より暖かいです。床からの冷気も感じませんから快適で、午後になるとちょっと暑く感じるくらいです。足の冷えに悩まされている方には良いと思います。
オフィスの簡易こたつ
今まで紹介したものを身にまとった上で、ダメ押しとして簡易こたつに入れば完璧です。あとは寒く感じる場所に使い捨てカイロをあてるなりすれば良いでしょう。簡易こたつの作り方はこちらの記事をご覧ください。
体が冷えると様々な不調の原因となりますよね。私のような筋ジストロフィー患者は体が冷えると体が固まって動けなくなります。まるで壊れたロボットのような変なカクカクした動きになって大変危険です。万全な寒さ対策でこの寒い冬を乗り越えましょう。
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