筋ジストロフィーになってお酒を制限されました

当ブログをご覧の皆様、明けましておめでとうございます。このブログを始めて一年が経過しました。今年もお付き合いの程、宜しくお願いいたします。

さて、この年末の休みが6日間ありました。これだけまとまった休みがある訳ですから、ブログも更新し放題だな、と秘かに思っていたのですが、結局何もしないまま休みが終わりを迎えてしまいました(涙)。ま、2019年を必死に過ごすための休息をとったと自分に言い聞かせています・・・。

で、年末年始にだらけたままtwitterを見ていました。当然病気のアカウントですから同じように筋ジストロフィー患者の方のツイートも流れてきます。見て驚いたのは、多くの方が「いっぱいお酒を飲んだ」的なツイートをしていたことです。それも年末年始だから特別と言うよりも、日常的に飲んでいらっしゃるような感じです。「お酒が好き」「忘年会が好き」と言った言葉が見受けられたのです。

私が今の病院を受診するようになってから、主治医にはお酒をやめるようにと最初に言われました。

ヨースケさん、お酒は飲みますか?

今は週末だけ飲んでます。

お酒は筋肉を壊しますからやめましょう。

でも普段寝つきが悪くて睡眠も浅いので、飲むと熟睡できるし疲れも取れるんです。

何をどれくらい飲んでますか?

350mlの缶ビールを1本だけです。

・・・それで疲れが取れるなら仕方ないですね。じゃ、週末だけ。決して飲み過ぎないようにしてくださいね。

と言ったやり取りがありました。

そうなんです、アルコールは筋肉を壊すのだそうです。筋ジストロフィー患者の場合、簡単に言うと筋肉が破壊されると筋肉が再生されないので、飲酒や筋肉痛になるような筋肉の破壊を進める行為をしてはいけないのです。ですからお酒は飲まないのが一番良いのです。しかし私の場合は寝つきが悪く睡眠が浅いという日常的な問題があり、週末にビールを飲むことで寝つきが良くなりぐっすりと眠れるという効果が有りましたし、それで疲労回復していたということもありましたので、主治医もQOL(Quality of Life=生活の質)を考えて少しだけならと言う条件付きで許してくれたのだと思います。でも少しとは言え筋肉の減少を速めているのは間違いないと思っています。

その時に言われた話があります。以前、20代の若い男性の筋ジストロフィー患者さんがいたのですが、病院に来た時はまだ普通に歩けていて何の問題も無かったそうなのです。しかし半年後に病院に来た時にはすでに歩くことが出来ず、車椅子を使わなければならなくなっていたそうです。聞くとその患者さんは若いからか、ヤケになったからかはわかりませんが、毎日かなりの量のお酒を飲んでいたようなのです。そして半年で歩くことが出来なくなってしまったのだそうです。

実際にそういった事があったので、「くれぐれも飲み過ぎる事のないように」と念を押されました。二日酔いなどは確実に筋肉を破壊するからもってのほかと釘を刺されました。

元々私の家系は飲める家系で、私も若いころは平気で朝まで飲むこともありました。結婚してからはそんなに飲むことも無くなりました。そして筋ジストロフィーを発症し病院で制限されましたから、いつの間にかビール1本でいい気持になる位お酒に弱くなってしまいました。「もうちょっと飲もうかな」と思うこともあるのですが、筋力が落ちた今、酔ってしまうと危険な状態になるのでチャレンジできなくなってしまいました。それでケガでもしたら自業自得ですけど笑えませんし、色々心配してくれている家族に愛想をつかされてしまいますからね。

そんな訳で、私と同じように筋ジストロフィーを患っている皆さん、お酒はほどほどにしてくださいね。

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