雪は 厄介者
先週から「月曜は午後から雪になるかもしれない」と天気予報で言っていました。そして昨日あたりは「大雪になるかもしれない」と言っていました。大当たりです。
ラニーニャ現象
東京では異常気象の影響かもしれませんが、ここ数年あまり雪は降らないものの、降る時はドカッと降るようになりました。昨年の夏は思いのほか気温が高くなかったですから、今年の冬は暖冬かなと思っていました。しかしまさかのラニーニャ現象の発生で冬型の気圧配置が強まり気温も低くなり、雪の降る可能性が高くなっているのかもしれません。
エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象です。逆に、同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象はラニーニャ現象と呼ばれ、それぞれ数年おきに発生します。ひとたびエルニーニョ現象やラニーニャ現象が発生すると、日本を含め世界中で異常な天候が起こると考えられています。
引用元気象庁/エルニーニョ/ラニーニャ現象とは
通勤時の万一を考えて
身体障害者にとって、雪ほど厄介なものはありません。少し降って溶けてしまう分には構わないのですが、ドカッと降って積もってしまうとお手上げです。私は会社の車で通勤しているのですが、年に1度か2度の積雪のために冬場はスタッドレスタイヤに履き替えています。なんせ辛うじて歩いているような体ですので、自分でチェーンを装着するなんてことは出来ません。ノーマルタイヤで立ち往生しても、足元の悪い雪の上を歩くなんてことも出来ません。ですから通勤時の万一を考えてのことなのです。
降った後が大問題
スタッドレスタイヤを履いていますから、とりあえず雪が降っても通勤時の車での移動は問題ありません。問題は駐車場に車を止めてからなのです。車が駐車場に入れないほど積もってしまってはいけないので、そうなる前に駐車場に車を止めるという前提です。その問題とは
- 雪が10cmも積もってしまうと足元が不安定で歩けない
- 翌朝雪が凍ってしまうと、滑りやすく危なくて車に近づけないので会社に行けない
- 少し溶けても車が日陰に止めてあるので、車の周りが凍っていていつまでも危険
- 完全に雪(氷?)が解けるのに1週間以上かかる
①雪が10cmも積もってしまうと歩く時に雪に足がズボッと入り、沈みますよね。そして全体重をかけた時にさらにググっと沈むのです。そうなると体を支えることが出来ずに転んでしまいます。駐車場全体に積雪していると、車を降りて歩くことが出来ないのです。
②家から駐車場まで20m程ですが、もちろん凍ってツルンツルンで歩けません。駐車場にさえ行けないのです。転んで骨折でもしたら…。
③④私の車は駐車場の南側に止めるのですが、ブロック塀の向こうには家があり、全く日が当たりません。ですから雪がなかなか溶けません。2月の終わり頃なら気温もだんだん高くなってきているので徐々に溶けるのですが、1月に降ったらまず溶けません。氷になってとても危険な最悪の状況になります。休日に長男に除雪や氷の除去をしてもらわなければなりません。それまでの間、朝は妻に入り口まで車を出してもらい、帰ってくれば駐車場の入り口で車を降りて妻に車を止めてもらうことになります。妻や長男にはただただ感謝です。
さて今回の雪は…
さて、今朝も7時前に家を出ました。すでにチラチラ雪が舞っています。予報では午後から雪といっていたのですが、「もう大雪が決定したな」と思いました。雨がパラパラなら雪になるまで時間がかかるのですが、すでに雪が舞うと言う事は上空の気温がすでにかなり低く、雨ではなくいきなり雪が降るわけですからね。積もる可能性も非常に高いのです。帰りの通勤時間帯に雪が積もらなければ良いのですが。
今日は早退
会社についてしまえば事務所から出ないので、雪がどれだけ降っているかわかりません。しかし、2時ごろ会社に戻ってきた営業が「雪ヤバいですよ。積もりますよ。早く帰った方がいいですよ」と状況を教えてくれました。そんな訳で「これは大雪かな」と思ったので早退することにしました。3時には会社を出たかったのですが、先ほど書いたようにもし大雪になったら明日出社できないと思い、手元にある仕事を片付けていたら3時半をすぎてしまいました。
徐々に降り積もる雪
会社が江東区にあるのですが、幹線道路はまだ雪が積もっていません。しかし、横殴りに降る雪はノーマルタイヤのドライバーさんたちを慎重にさせます。ノロノロ運転です。普段の帰る時間より車の台数は少ないのですが、非常に時間がかかります。葛飾区に入るとだんだん脇道は雪が積もってきています。なのにノーマルタイヤの車がみんな普通に抜け道を進みます。いやいや、ノーマルタイヤなら、雪が降る日は幹線道路が基本でしょ。何かあってからでは遅いのですから。案の定、対向車が来るとみんなソロソロと進みます。時間の経過とともにどんどん雪が積もっていき更にスピードが落ちます。徐行運転みたいな感じです。
積雪量に比例する不安
埼玉県に入るとさらに路面が白くなります。土手沿いの道を走るのですが、そこは完全に雪が積もっていてノーマルタイヤの車はほとんどいなくなりました。スタッドレスタイヤの車だけですから、意外とスムーズに走れました。考えたら、今日家に帰るまでの中で一番スムーズに走れた場所でした。吉川市に入ると俄然積雪量が増えます。トラックなどがかなりゆっくり走っています。そして千葉県に入るために橋を渡るのですが、橋の手前から大渋滞です。橋の途中で横向いて縁石をまたいで動けない車や、反対を向いたトラック。それを避けるための渋滞です。千葉県に入るとさらに積雪量が増え、雪もかなり降っています。「駐車場は入れるのかな」「歩けるかな」といった不安が積雪量に比例して増してきます。「あぁやっぱり3時に出るべきだった」。
運よく帰宅
駐車場に入るために表通りから曲がったところ、会社帰りの妻が歩いているではありませんか!なんと言う奇跡。駐車場に入ると予想通りすでに10cm位積もっていました。もちろん一人だったら歩けない雪の量です。所定の位置に車を止めたところに妻がきましたので、駐車場の入り口まで車を移動し、そこで妻と交代。妻に車を止めてもらったのです。道路も随分と雪が積もっていたので、駐車場からフェンスなどにつかまりながら恐る恐るゆっくりと歩いて家まで辿り着きましたが、我が家の車にもすでにびっくりするほど雪が積もっていました。とにかく運よく帰れました。結局、通勤時間帯ではなかったのですが、会社から家まで2時間かかりました。すでにこれだけの雪が積もっていてこの後夜中まで雪が降り続くらしいので、明日、会社には行けそうにありません。
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