2019年の話になってしまうのですが、5月のゴールデンウイーク明けにシステムキッチンの入れ替えをしました。LIXILのアレスタというシステムキッチンですが、その前に3回LIXILのショールームへ行って商品を見て工事見積りを取り、業者を選んで契約し工事となりました。
ゴールデンウイークはキッチンの片付け
ゴールデンウイーク明けに工事ということで、休み前に工事業者さんが段ボール箱を持ってきてくれました。休み中はシステムキッチンの中にある物をすべて取り出し、さらにはシステムキッチンの横にある食器棚の中の食器類をすべて取り出し準備に追われました。やってみると思ったより数があってなかなか終わりが見えません。この作業と同時進行で家の外壁塗装工事のために庭の片づけをしたので、せっかくの長い連休は全てその作業で潰れました。でも準備する時間がたくさんあったので助かりました。
工事1日目は古いキッチンの撤去と下地作り
工事初日は
- 給排水を止める
- 古いシステムキッチンの撤去
- 補強材の撤去
- 電気工事
- 補強材の取り付け
- 換気口の交換
などの作業が行われました。
■給排水を止める
当然ですが、まずは給排水を止めないといけません。
■古いシステムキッチンの撤去
築25年の家なので、システムキッチンを撤去してゴキが居たら嫌だなと思っていたのですが、何もありませんでした。作業の音に驚いて逃げたのかもしれませんが。
■補強材の撤去
システムキッチンの吊戸棚を取り付けるために厚い板を補強材として背面に取り付けてあるのですが、今回電源を一つ取らなければいけないこともあってその補強材を取り外します。エコキュートのリモコンも取り外してから板を全て取り外しました。
■電気工事
壁面にコンセントを取り付けるので、新しく電源を引いてきました。もともとオール電化にしていたのでIHコンロを使っていましたからその工事は必要ありませんでしたが、今回食洗機を入れるので新たにその電源をひいてくる工事もありました。
■補強材の取り付け
電気工事が終わり準備完了と言う事で新しい補強材を取り付けます。その補強材を見て驚いたのは、補強材のボードが国産材で、国土交通省の承認印が押してあったことです。なんかちょっと安心感がありました。
■換気口の交換
これが一番時間がかかると業者さんが言ってました。今までは昔ながらの紐を引っ張るととファンが回るタイプでしたが、今のは壁に排気口がついていて、コンロの真上にあるレンジフードのファンが回ってダクトを通って外に出すと言うタイプなので、壁に排気口を取り付けてから隙間を埋めなければならないようです。
工事2日目は新しいキッチンの設置
工事2日目は
- 吊り戸棚の設置
- 換気扇の接続
- 化粧パネル張り
- エコキュートの再設置
- シンク類の設置
- 天板の設置
- 給排水の開通
- 食洗機の設置
- 扉の調節と隙間のコーキング
- 壁クロス貼り
といった作業です。
■吊り戸棚の設置
まずは水平をとりながら新しいシステムキッチンの吊戸棚の設置です。通常天井から5ミリ開けて吊戸棚を取り付けるそうですが、我が家は入居してすぐキッチンの天井から雨漏りがあってボードを張り替えました。張り替えていない部分も水を吸ってわんでいるのでその分下げて設置しました。
■換気扇の接続
システムキッチンの換気扇を前日交換した排気口に接続します。
■化粧パネル張り
システムキッチンの吊戸棚とシンク部分の間の化粧パネルをはります。これはLIXILの物ではなく、工事業者さんがいつも使用している物ですが、こちらの方がパネル1枚が大きくて継ぎ目が少なくて済むので見栄えが良く価格も安いと言う事です。
■エコキュートの再設置
エコキュートのリモコンを再度取り付け運転して動作確認しました。
■シンク類の設置
新しいシステムキッチン本体の設置です。化粧板の本体を設置してから上に置くシンクを入れます。そこにIHコンロを戻します。
■天板の設置
システムキッチンの人工大理石の天板を取り付けるとそれらしく見えます。あともう少しです。
■給排水の開通
止めていた給排水を開いて使えるようにします。
■食洗機の設置
食洗機を入れ電源とつなぎ試運転して動作確認です。
■扉の調節と隙間のコーキング
扉の開きを調整後、壁との隙間をコーキングで塞ぎます。
■壁クロス貼り
古い化粧パネルを剥がす時にシステムキッチン脇の石膏ボードが壊れてしまったので石膏ボードとクロスを貼り替えてくれました。
以上でシステムキッチンの入れ替え工事が完了したのですが、一つ水栓金具を最新式の物にしたのですが、LIXILでまだ商品がそろっておらず、旧タイプの物を取り付けました。後日水栓金具が揃った段階でLIXILが来て交換するとのことでしたが、7月にやっと新しい物に交換してもらいました。
予定外の作業として、壁の古い化粧パネルを剥がした時に、システムキッチンを設置する部分の脇の石膏ボードが壊れてしまいました。そこの石膏ボードを交換してクロスを貼ってもらったのですが、後日請求書を見たら最初の見積り通りで追加料金はかかっていませんでした。
LIXILシステムキッチン・アレスタ
今まで濃い色の木目調のシステムキッチンを使っていたのですが、今回白の木目調の物を選んだので浮いてしまうのではないかと思っていました。しかし出来上がったものを見てみると、木目調と言う事で真っ白といったようには見えず、浮くことも無くとてもいい感じです。さらに白になったことで明るくなりましたし、圧迫感も無く広くなったような感じがします。
LIXILシステムキッチン・アレスタの良いところ
システムキッチンを入れ替えてすでに半年以上たちます。私も使ってみて感じた良かったことは次の通りです。
収納スペースが広い
今までは流しの下などの収納部分が観音開きだったので、奥に入れたものは取り出しづらく、無駄なスペースばかりあって、しゃがまないと奥の物を取り出せませんでした。しかし今回引き出しタイプにしたのでしゃがまなくても奥の物を取り出せますし、収納スペースが倍以上に増えた感じがします。さらに吊戸棚の高さが今までの物より18㎝高いので、1段増えた感じで吊戸棚の収納スペースも増えました。
照明が2か所で明るく見やすい
シンクの横の作業スペースの上に照明があり、さらにレンジフードにも照明がついているのでとても明るく作業がしやすくなりました。
将来を考えての食洗機
食洗機はつけるか迷ったのですが、私が筋ジスということで洗い物をするのが辛いと言う事と、私たち夫婦も高齢になっていくので、将来的に食洗機があった方が良いだろうと言う事で取り付けました。何回か使い便利だと思いましたが、下洗いが必要だったりするので今はあまり使っていません。
LIXILシステムキッチン・アレスタの使いにくいところ
使いにくいことは無いのですが、私が使う時にとても大変な不具合がありました。妻は全く不具合はありません。
レンジフードに気をつけろ
レンジフードにはファンの下に油煙と空気を吸い込むための整流板と言うのがあるのですが、横から見るとその整流板が前に出っ張っています。その整流板の奥行は我が家のシステムキッチンの奥行と同じ65㎝らしく、私がIHコンロで何かしようとすると必ずレンジフードに頭をぶつけてしまいます(涙)。恐らく高さは170㎝くらいのところにあるので175㎝ある私は毎回おでこを強打してしまいます。
女性の場合、そんなに心配する必要はないのかもしれませんが、今は男性もキッチンに立ちますし、女性の方でも背の高い方もいらっしゃいますから注意が必要です。こんな設計では不親切じゃないかと思ったのですが、よく考えるとメーカーおススメの奥行70㎝を選んでおけば頭をぶつけることはないのかもしれません。
我が家のキッチンは狭く後ろに冷蔵庫などがあるので奥行を65㎝にしましたが、70㎝の奥行ならレンジフードの整流板は5㎝引っ込むことになるので頭をぶつけることも無いのかもしれません。ちなみにLIXILのショールームへ3回行きましたが、レンジフードに頭をぶつけたことはありませんでした。ですのでシステムキッチンの入れ替えを考えている方、旦那さんがレンジフードに頭をぶつけないか確認してくださいね。頭がぶつかるようだと料理をしてくれなくなってしまうかもしれませんから。
頭をぶつけること以外は大満足です。やはり新しいシステムキッチンですから使いやすさを考えて設計されていますので文句のつけようがありません。あとは色々なオプションがありますから、予算との兼ね合いで選ぶと良いと思います。
システムキッチンの基本的な色や素材などが豊富に用意されているので正直とても迷います。ですが安い買い物ではないので何度もショールームに足を運んで見比べて選んでください。
コメント