システムキッチンを見にLIXILのショールームへ行ってきた

我が家は築25年を迎え、今年はリフォームイヤーになっています。というのも今年はまだ確定した訳ではありませんが、消費税が10%に上がるかもしれないので増税前にやってしまおうと言う事です。いつかはやらなければいけないですし、築25年となればここ数年のうちにやることになると思うので、だったらこのタイミングでやってしまおうとなりました。

リクシルのシステムキッチン リシェル

リフォームフェア

昨年、外壁塗装工事をする事に決め、リフォーム業者のイベントに行きました。一通りイベントを見たのですが、そこには数社のシステムキッチンが展示されメーカーの方が説明してくれました。外壁塗装工事だけでキッチンリフォームは全く考えていなかったのですが、最新のシステムキッチンを見てしまうとやはり妻の心も揺らいでしまいます。それはそうでしょう、毎日使う物ですから。我が家のシステムキッチンはサイズこそ255㎝と十分な大きさがあるのですが、まあシンクが幅100㎝と馬鹿みたいに広くて作業スペースがたった50㎝しかありません。まな板を置いたらほとんど何も置けない大きさです。しかもシンクの上に板を置いてその上に洗った食器を入れるカゴを置きますから、一見広くて使いやすそうに見えますが、シンクのカゴの下のスペースは完全なデッドスペースになっています。妻はそんな所で25年も毎日料理を作っていたのですから、使いやすさを追求した最新のシステムキッチンに心惹かれるのは自然の流れです。そしてその最新のシステムキッチンはキラキラと輝いて私の目にも飛び込んできました。

キッチンリフォームのために予算の見直し

家に帰り、外壁塗装工事以外にキッチンリフォームをするか妻と会議を開きました。そうは言っても予算には限りがあります。実際には外壁塗装工事と門まわりの外構工事もする予定でしたので、そこにキッチンリフォームをするとなると当初の予算を大きくオーバーしてしまいます。でもやどうせならキッチンリフォームもしたいので、予算枠を可能な限り増やしました。しかしそれでもまだ予算をオーバーしてしまうので何とかならないか考えて、外壁塗装工事はリフォーム工事会社ではなく塗装屋さんに直接頼むことにして外壁塗装工事の金額を減らし、キッチンリフォームをすることにしました。キッチンリフォームと言ってもシステムキッチンを入れ替えるだけなのですが、最新のシステムキッチンは収納力に優れていて、いろんなところに分散して置いていたものが全て収まるので家の中もだいぶ広くなります。

コンロ下の収納

リクシルのシステムキッチン リシェルのコンロ下収納

使いにくい古いシステムキッチン

今使っているシステムキッチンは建売住宅についていた開き戸タイプの物です。コンロの下が2段になっていてそこに鍋類を置いているのですが、私は手前にある鍋しかとることが出来ません。屈めないので立った状態で取れる物だけしか使えないのです。上の段にフライパンや小さい鍋を、下の段に大きな鍋やケトルを置いているのですが、一人の時に卵を1~2個茹でようとしても、上の段の手前にフライパンがあって奥に小さな鍋があるとその鍋をとることが出来ず、下の段の大きな鍋で卵を2個茹でると言う間抜けな事をしているので、最新の引き出しタイプのシステムキッチンに憧れてしまいます。

キッチンリフォームの見積りをとる

今のシステムキッチンは機能がたくさんあり、オプションも多いのでカタログなど見ただけでは理解し難い部分があります。ならばメーカーのショールームへ行って現物を見ながら直接説明を聞いた方が早いですし納得できるだろうと言う事で、LIXILのショールームへ行くことにしました。なぜLIXILかと言うと、リフォーム業者から最初に出た見積りのシステムキッチンがLIXILだったからです。ショールームの見学は

  • 予約してショールームへ行く
  • 予約なしでショールームへ行く

という二通りの方法がありました。

  • 予約をして行くと担当者がついて商品説明をしてくれ、さらに定価での概算見積りを出してもらえる
  • 予約なしだと担当者が付かず勝手に商品を見て回るスタイルになる

今回は商品の特長などを聞きたかったので予約することにして電話してみました。

LIXILのショールームへ行ってみる

私は思い立ったらすぐに行動したい性分なので、土曜日の朝に調べすぐ電話しました。もちろん土日のどちらかで行きたかったのです。しかし意外にも(失礼)混んでいて予約が取れるのは早くても翌週になるそうです。がっかりしたのですが、とりあえず商品だけでも見たいので予約しないで行く事を告げると、混雑状況にもよるが担当者が手が空き次第ついてくれるとのことでした。時間はあるのでのんびり見ながら待てばいいのですぐに出かけることにしました。

千葉県の柏にあるLIXILのショールームに着くと駐車場には多くの車がありました。LIXILはキッチンだけではなく家全体の設備のメーカーですから納得です。でもよく見てみるとリフォーム工事会社の方がお客さんを連れてきているパターンが多かったですね。

受付で登録をしてから勝手に見て回りました。3種類のシステムキッチンが何タイプも展示されていたのですが、どれもこれも全て魅力的です。今のシステムキッチンは引き出しタイプが主流になっているのですね。我が家のシステムキッチンは開き戸タイプで流しの下は排水パイプもあってデッドスペース化していて収納力が全くありません。もうそれだけで買い替える意味があります。

仕様を決めて見積りを出してもらう

15分位経った頃でしょうか。手のあいた担当の方がついてくれましたのでこちらの要望を伝えました。

  • 壁付けタイプでサイズは幅255㎝x奥行60㎝x高さ85㎝
  • 収納スペースは引き出しタイプ
  • IHコンロは今使っている物を使用
  • 食洗機を入れる

これが最低限のこだわりです。特に食洗機についてですが、今私が洗い物をする時体を曲げて洗うことが出来なくて、左ひじをシンクの縁について洗っています。しかし将来的にはそれも出来なくなるでしょうから食洗機は必要なのです。妻も歳をを取っていきますから尚更です。

ビルトイン食洗機

リクシルのシステムキッチン シエラの食洗機

あれこれ見て色々な機能について説明してもらい、一番人気のシリーズと最上級のシリーズの2種類に絞って仕様を決め、メーカーの定価での見積もりを出してもらいました。それによるとグレードとして1と3を選んだのですが、定価では10万くらいしか差がありません。だったらグレードの高い方が良いですよね。今回作ってくれた仕様書と見積書をこちらの指定業者に送ってくれるそうで、その後業者から正式見積りが出るそうです。さらにLIXILに登録しているリフォーム工事会社のリストももらいました。100万前後の買い物になるのですから、数社から見積りはとるべきですよね。

リフォーム会社からの正式見積りに驚く

それから4日して業者から見積りが出てきました。なんと本体価格でグレード1と3では約35万の価格差になっています。びっくりして確認してみると、低いグレードは一番人気があるモデルで、生産量も多く原価率が低いそうです。一方、高いグレードの物は生産数が少ないので原価率が高く安くならないそうです。

ショールームで夢を見て業者からの見積りで現実に引き戻されました。とりあえず理由は納得しました。そして妻と会議を開き価格を考えてさらに仕様を詰めていきました。

ショールームへ行く前に準備すること

急遽LIXILのショールームへ行ったわけですが、ショールームへ行く前に準備しておいた方が良いことがあります。

キッチンのサイズを測る

ショールームへ行く前に、今使っているシステムキッチンのサイズを測っておきましょう。また、サイズを大きなものに変えたり、壁付けから対面型に変えることを考えているのなら、キッチンのサイズも測っておきましょう。

システムキッチンの横幅(間口)は5cm刻みでかなりの種類があります。奥行きも壁付けタイプで標準は65㎝ですが一昔前の規格だと思いますが60㎝と言うものもあります。高さも80、85、90㎝と種類がありますので、自分が使いやすい高さを選んで下さい。

また、吊り戸棚の高さも数種類ありますから、今使っている吊り戸棚の高さがわかっていれば、ショールームで見てもイメージしやすくなります。ちなみに我が家の吊り戸棚は高さが52cmですが、考えているのは70cmなので収納力が大幅にアップします。

求める機能の優先順位を決める

ショールームにはいくつかのグレードのシステムキッチンが展示してあります。いざ現地で見てみると、どれもこれも魅力的に見えてしまいます。それぞれのグレードに特徴がありますので、どれもこれも欲しくなってしまいます。そんな中でどのグレードにするのか決めるわけですが、あらかじめ自分が求めている機能の優先順位を付けておくと決めやすいと思います。今使っているキッチンでの使いにくい部分を踏まえて最優先する機能を決め、そこからオプションを考えましょう。そして各グレードで見積もりを出してもらい比較検討すればよいと思います。

ショールームへ行ってわかった事

今回ショールームへ行って話を聞き、見積りをもらってわかった事は

  • システムキッチンはパネル材の素材やカラーでグループ分けされ基本価格が違う
  • 奥行60㎝のタイプには浅型の食洗機しかつかない
  • グレードによって底板がステンレスかメラミンになる
  • 基本価格は一番人気のシリーズが原価率が低く、安くなる
  • オプション品は原価率がかなり高い
  • リフォームしようと思ったらまずメーカーのショールームに行った方が早い

といった事です。カタログやサイトを見てもよくわかりませんし、価格体系も複雑でさっぱりわかりません。当然工事会社の方もわかりません。だったらメーカーのショールームに行くのが手っ取り早いです。特長を説明してくれますし、質問すれば全て答えてくれます。何よりも現物を見ることが出来るのですから具体的なイメージも沸いてきますし、大体の価格もわかります。見ながら希望を伝えてそれに対して見積りをもらいましょう。

1回のショールーム訪問で全てを決める必要もないので、欲しい機能を決めて各グレードで見積りを取ってみるのが良いと思います。というのも各グレードの定価はそんなに大きく変わらないのですが、生産量によって原価率が違うので、業者から出てくる見積りの価格差がびっくりするほど違います。その見積りを見てから現実的にどのグレードにするか決めて、再度ショールームへ行って詳細を決めて見積ってもらうのが良いと思います。そして安い買い物ではないので、数社から同じ条件で相見積りをとりましょう。

出てきた見積りをもとに細かい仕様を確認しながらプランを組みなおすために予約を取って再度ショールームへ行きました。(つづく)

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