ソール交換にだしていたニューバランス576がきれいになって戻ってきた

先日長らく愛用していたニューバランス576のソールが剥がれてしまいました。調べたところ私が履いているモデルはソール交換可能ということだったので、修理に出し、2ヵ月経ってようやく戻ってきました。

ニューバランスのシューズリペアサービス

ニューバランス576のソールが剥がれたことについてはこちらの記事をご覧ください。

私の体を支えるニューバランス576が壊れた
私が毎日のように履いていたニューバランスの576がついに壊れてしまいました。見ると左のソールが剥がれていたのです。他に持っていた574に大問題が発生し新たに574を買う事となりました。

お客様相談室にソール交換を問合せる

以前ブログでニューバランスのソール交換をしたという記事を見たことがあったのでもう一度調べてみました。するとまずはお客様相談室に電話して自分のモデルがソール交換対応しているか確認する必要があります。ブログでは修理に出した人がソール交換対応一覧表を載せてくれていましたので大丈夫だと思ってはいたのですが、基本的にはアメリカ製やイギリス製の高価なモデルが対象のようです。しかし私の576は中国製なので果たしてソール交換に対応しているのか不安でした。

お客様相談室の電話番号と受付時間を調べてみたら、月曜から金曜の10:00~17:00でした。土日は対応していないので会社の昼休みにお客様相談室に電話してみました。

私の576はソール交換可能

電話がつながりソール交換したいと品番を告げると、ソール交換が可能かどうか調べてくれます。品番はシューズのベロの裏についています。調べてもらっている間少し待ちましたが、私の576はソール交換可能との返事をもらいました。ソール交換してもらうにはシューズリペアサービスを申し込む必要があるそうです。シューズリペアサービスの申し込み手続きはリペアサービスの部署に電話をして必要書類を送付してもらい、靴と一緒にリペアセンターに送れば良いそうです。リペアサービスの電話番号を教えてもらいリペアサービスを申し込むことにしました。

サービス内容と修理費用

そしてすぐにリペアサービスに電話をかけて再度品番を告げると、修理の際の注意事項として私の576のソールのミッド層と踵のキャップの色がオリジナルの色と変わるとのことでした。私としてはソール交換してもらえれば良いので色については全然気になりません。詳しいことは送付する資料に出ているのでよく読んでくださいとのことです。そしてソール交換にかかる費用は

  • ソール張り替えのみ ・・・・・・・¥8,640(税込)
  • ソール+ライニング張り替え・・・¥14,040(税込)

となりますので、希望する方を選んで申し込みます。支払いはヤマト便の代引きになりますが、上記価格に代引き手数料も含まれています。

ライニングとは履き口の内側に貼ってあるレザーのことですが、私の576は恥ずかしいほどボロボロになっていたのでライニングも交換してもらうことにしました。

流れとしては書類が1週間ほどで届くので、届いたらよく読んでから必要事項を記入して

  • 靴と申込書を同梱する
  • ヤマト便(指定)の元払いでリペアセンターに送る

ことになります。その際の注意事項として

  • 中敷は取り外し自分で保管する
  • 靴紐はつけたままで構わない

ということです。私の靴ひもはエクステネクスで履きやすく調整してあるので、靴ひもを外さなくて良いというのは非常に助かります。

そしてソールとライニングの交換には約2ヵ月かかるそうですが、時期によっては3ヶ月かかる場合もあるようです。現在工場は混んでいるそうですが、修理が終わり発送準備が次第連絡が来るそうですのでのんびりと待ちたいと思います。

シューズリペアサービスを申し込む

そして1週間ほどしてからシューズリペアサービスの書類が送られてきました。いよいよソール交換してもらうためにシューズリペアサービスを申し込みます。

ニューバランスから送られてきた書類

ニューバランスから送られてきたリペアサービスに関する書類

送られてきた書類の確認

送られてきた書類は

  • ご利用者様情報確認書兼修理完了品ご返却先確認書
  • 重要事項説明書
  • 品番別重要事項説明書

の3種類と、申込書を入れる封筒です。

ご利用者様情報確認書兼修理完了品ご返却先確認書

リペアサービス申込書

ご利用者様情報確認書兼修理完了品ご返却先確認書

いわゆるシューズリペアサービスの申込書です。ソール交換するスニーカーの品番などの基本情報や返送先などの必要事項を記入し、同封されていた封筒に入れて靴と一緒に梱包します。

重要事項説明書(見開き4ページ)

重要事項説明書

リペアサービスの重要事項説明書

シューズリペアサービスの内容についての説明や送付先、支払い方法などの全般的な説明が出ています。他に、リペアサービス対象モデル一覧もでています。

品番別重要事項説明書(見開き4ページ)

ソール交換の注意事項

ソール交換に関する注意事

ソール交換とライニング交換の細かい注意事項です。ソール交換では古い接着剤の跡が残ることや縫製跡がでること、ライニング交換ではライニングの色を白・黒・グレーの3色から選べるなど。中面には対象品番ごとに使用するパーツの写真が出ていますので、ソールのパターンであったりミッドソールやヒールのキャップの色などを確認できます。私の576もそうですが、当然オリジナルに使用されていたものと色が違いますのでよく確認する必要があります。

交換パーツ

使用する交換パーツの写真 中央下のM576JGが今回自分のに使われたパーツ

必要事項を記入し靴を発送する

靴がリペアセンターに届いてから状態を確認するのですが、その時点で修理不可能と言うこともあるようです。恐らく靴の傷み具合だと思います。と言うのもソールって結構強力に張り付いていますから、それを剥がすのにかなりの力をかけるのだと思います。あまりに傷みが酷いとその力に負けて裂けてしまう事があるのだと思います。

ライニング交換の注意事項

ライニング交換に関する注意事項

ご利用者様情報確認書兼修理完了品ご返却先確認書に必要事項を記入します。自分の控えを残して576と一緒に送るのですが、とりあえず中敷を取り外し、クリーナーできれいにして申込書を一緒に入れて梱包しました。ヤマト便の運賃は結構高いので、なるべく小さな箱に入れて梱包し、近くのヤマトの営業所に持ち込みました。ちなみに靴の送り先はヤマトのセンター留になっていますのでヤマト便指定なのでしょう。

到着確認とライニングの色の選択の連絡

それから数日後に電話があったのですが、会社で電話中で出ることが出来ませんでした。そして2日後に再度連絡があり、靴が届いて状態確認が終わったことの連絡と、交換するライニングの色の確認でした。元々の色はベージュだったのですが、白、黒、グレーから選びます。最初、白にしようと思ったのですが、真っ白なので汚れが目立つと言われた(あまりおススメしません的なニュアンスに感じた)のでグレーにしました。ま、靴が白系なら白で良いのでしょうが、私の576はワインレッドですからグレーの方が無難だと思います。

これから修理になるのですが、修理が終り発送準備が出来た時点でまた連絡をくれるとのことでした。3ヵ月かかるとしても11月末には修理が終わって戻ってくることになるので、出来上がりを楽しみに気長に待つことにします。

ソール交換した576が戻ってきたので確認

靴を送ってからちょうど2ヵ月、10月の終わりにリペアセンターから修理完了と発送準備が整ったとの連絡がありました。配達希望日と希望時間を指定できるのですが、18時以降の時間指定だけしてヤマト便の代引きで発送してもらうことにしました。税込、代引き手数料込みで¥14,040円です。

ニューバランスの箱に入って戻ってきた576

576はニューバランスの箱に入って戻ってきた

そして届いた私の576はニューバランスの新しい箱に入って送られてきました。下の写真が箱から出したままの姿ですのでまだ中敷きも入っていませんが、ソールとライニングがピッカピカです。横から見るとソールはグレーなのでライニングをグレーにして正解でした。ソール交換をして蘇ってまた576が履けると思うと嬉しくなります。

修理から戻ってきたニューバランス576

ソールの張り替えと履き口のライニングの張り替えから戻ってきたニューバランス576

交換したソール部分

さて、ここからはビフォーアフターです。まずは交換したソールから。

張り替え前の576のソール

すり減った張り替え前の576のソール

576の新しいソール

576の張り替えたソール

ソール交換に出す前は前の方がかなりすり減っていました。しかも右足の方がすり減っています。特に中央部分がつるつるになっていたので雨の日は少し滑りやすかったですね。当然ながら新しいソールになっていますがこんなに山があったのですね。

カウンター・リーインフォーサーとミッド層

今度は後ろから見たところです。まず、ソールの踵部分を補強するカップ(カウンター・リーインフォーサーと言います)がワイン色からクリーム色になっています。そしてカウンター・リーインフォーサーの下のミッド層もワイン色からグレーになっています。ソール交換には型番に合った汎用パーツを使用しますので色が変わってしまいます。

後ろから見た修理前と修理後の576

(左)修理前の踵のカップと(右)修理後のカップ

交換した履き口のライニング

交換する前のライニングの色はベージュでしたが、ベージュはないのでグレーにしました。

修理前と修理後の576

(左)修理前の576 履き口のライニングがボロボロ(右)修理後の576 ライニングも張り替えてきれいになった

ご覧のようにライニングが恥ずかしいほどボロボロになっていて、レザーが無くなって中身が出ている状態でした。その部分に新しいグレーのライニングを縫い付けてあります。そしてつま先部分ですが、ソールの形状が少し小さいようで前についていたソールの接着剤の跡が少し見えます。これも重要事項説明書に出ていたことです。

ニューバランスのシューズリペアサービスを利用してみて

今回初めてニューバランスのシューズリペアサービスを利用してみましたが仕上がりに大変満足しています。ニューバランス社のサイトに大々的にでていなかったのでこんなサービスがあるとは知りませんでした。自分の576のソールが剥がれ、捨てるのがもったいなくてソール交換が出来ないか検索してみて初めて知ったサービスです。販売数から言っても大々的に載せてしまうと問い合わせだけでも大変なことになってしまうのでしょうね。それでも工場は混んでいると言っていましたから、それだけ多くの方が自分の履いているニューバランスに愛着を持っているのがわかります。本当に愛着を持って履いていて、どうしても修理したいという強い思いのある人だけが受けられるサービス位の方が良いのかもしれません。メーカー的には新しく買ってもらった方が良い訳で、それでも修理してくれるというのはそれだけ良い商品を作っているということの現れかもしれません。そして何と言ってもニューバランス社は元は医療用の靴を製造していた訳ですから、当然修理はつきものです。売っておしまい、と言う姿勢ではないのだと思います。

やはりレザーで出来た靴と言うのは履くほどに自分の足に馴染んできます。とうていレザー以外の靴ではそこまで馴染みません。ですから履いていて気持ち良いのです。ストレスが無くて自分の体の一部のような感じがするのです。だから修理したくなるのです。正直、ライニングまで交換して¥14,000なら新しい靴を買った方が安いと思います。でも履き心地はお金には代えられません。私は筋ジストロフィー患者ですから、靴が合わないだけで筋肉に負担がかかりこわばってしまいます。当然転んでしまうリスクも高くなりますし新しい靴を馴染ませるのに時間がかかります。筋肉にかかる負担もそうですが、転ぶのではないかと言う恐怖感は精神的にも負担がかかるので、出来ることなら同じ靴をずっと履き続けたいのです。シューズリペアサービスはそんな私にピッタリのサービスですし、これなら今度からはちょっと高いですけどレザータイプのモデルを買っても良いと思いました。どうせニューバランスしか履けませんし、シューズリペアサービスを利用すれば長く履き続けることが出来るのですから。

もしレザーのニューバランスのスニーカーを履いている方は、こういったサービスがありますからソールがすり減ったら是非利用してみてください。

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