身体障害者手帳を取得するとどんなメリットがあるのかと思っている方がいると思います。まず簡単に言うと医療費に対して助成制度が有ると言う事です。
私が身体障害者手帳の2級を取得して受けている医療費助成制度について書いてみます。私の住んでいる自治体でのことですので、皆さんのお住まいの地域では細かい部分で違うかもしれませんので、詳細はお住いの役所にお尋ねください。
経済的負担の軽減
重度の障害がある人たちの経済的負担を軽減するために医療費の一部を助成する制度で、医療費のうち健康保険などが適用された後の自己負担分を助成してくれます。但し所得制限があります。
受給要件
障害者手帳の交付を受けていて、以下の要件に該当する方
- 身体障害者手帳 (1-3級)
- 療育手帳 (A-Bの1)
- 精神障害者保健福祉手帳(1級)
そして市内に住民登録があることが条件です。
登録申請手続き
必要な書類は
- 身体障害者手帳、療育手帳又は精神障害者保健福祉手帳
- 健康保険証
- 助成金の振込先(口座番号)がわかるもの
- 前年度の市民税の課税状況を確認できる書類
になります。4.については同意書により不要となる場合があります。
登録申請が通ると認定通知書と受給カードが送られてきます。
医療費助成申請手続
病院受診時にこの受給カードを提示すると、病院窓口での支払いは自己負担300円の支払いだけで済みます。
但し県外の病院を受診した場合や、受給カードを提示しなかった場合は窓口で医療費全額を払い、後日市役所の窓口で申請すれば戻ってきます(償還払方式)。その時に必要な書類は
- 重度心身障害者医療費助成金支給申請書
- 受給カード
- 病院の領収書
ですが、1.については医師役所の窓口にありますのでそこで記入します。
私の場合は筋ジストロフィーの経過観察で定期的に県外の病院に通っているのでいつも後日申請しています。風邪ぐらいでは病院に行きませんし、何年も病院に通うような状況になったことも無いので受給カードを出すような場面はなかったような気がします。いや、数年前に歯医者に通っていたころは出していましたね。
難病になり身体障害者手帳をもつようになると、病気以外でも日常生活を改善するために何かと費用がかかります。ですので医療費の助成はとても有難い制度です。身体障害者手帳3級が見込まれる方は是非とも手帳を取得してください。
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