背中の痛みにDXRACERのゲーミングチェア

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私は背中の筋肉が硬くしかも背中が硬いので背中の筋肉を伸ばすことが出来ず、長いこと明け方に背中の筋肉の痛みで目が覚めるという悩みがありました。2ヵ月前にDXRACER(デラックスレーサー)のゲーミングチェアを購入し毎日座っていたら、その背中の痛みで目が覚めることがなくなったのです。

愛用するDXRACERのゲーミングチェア

愛用するDXRACERのゲーミングチェア

背中の筋肉の痛みで目が覚める

筋ジストロフィーを発症し、もう17年経ちました。筋肉量が減ってくると運動が大変なのはもちろんなのですが、日常の生活で体位を維持することに物凄い力が必要で筋肉に負担がかかってきます。私がここ何年も抱えている問題が背中の痛みなのです。

普通に立っていても座っていても頭を支えて体をまっすぐにするために首・肩・背中・腰の筋肉を使います。筋肉量が多い(普通にある)時は何も感じなかったのですが、筋肉量が減ってくると体に掛かる負担を感じます。特に体の前側(胸・腹)の筋肉が少ないので、後ろ側の筋肉で体を支えている状態だと病院で言われました。

ならばストレッチをして背中の筋肉を伸ばせば良いのですが、私の場合猫背の姿勢が出来ないくらい体が前に曲がりません。本人がどんなに頑張って猫背になったつもりでも、横から見ている理学療法士さんに「全然曲がってません。普通に真っ直ぐです」と言われます(笑)。まるで背中に鉄板でも入っているのかと言うくらい前に曲がらないので、背中の筋肉を伸ばすストレッチが出来ないのです(涙)。どうしたものかと考えている時にゲーミングチェアという物を知りました。

ゲーミングチェアとは

Twitterのフォロワーさんがゲーミングチェアを買ったと言う投稿をしました。その写真を見た時に「これだ!」とピーンと来ました。車のバケットシートのような形状です。体を包み込んで体勢が崩れないようにしてくれる形状で頭まで支えてくれますから、この椅子に身をゆだねれば首・肩・背中・腰の筋肉を緩めることが出来ると思ったのです。

ゲーマーのための椅子

私はゲームをしませんが、ゲーミングチェアですからゲームをするための椅子と言うのは想像できます。しかしそんな椅子があることに驚きました。最近ではe-SPORTSと言ってゲームの大会も行われています。そこに出場するゲーマーさんは毎日何時間も練習をしているそうです。ですから長い時間座り続けても体に負担をかけず疲れを感じさせない長時間姿勢を維持できる椅子が必要なのだそうです。

ゲーミングチェアの機能

そんなゲーミングチェアは普通の椅子とどう違うのか。ゲーミングチェアに備わっている主な機能は

  • バケットシート
  • ヘッドレスト
  • ランバーサポート
  • 可動式アームレスト
  • リクライニング

と言ったものがあります。

バケットシート

頭のてっぺんまで包み込んでくれる高さがあり、身体を左右にずれないように両サイドが立ち上がっていて体を支えてくれます。元々レーシングカーに採用されているシートです。

ヘッドレスト

いくら頭までの高さがあったとしても、どうしても首の後ろに隙間が出来てしまいます。その首の後ろの隙間を埋める枕のようなものがヘッドレストです。隙間があると常に首の筋肉が緊張したままですから疲労が残ります。しかしヘッドレストを使う事で首の筋肉をサポートしてくれるので疲労も軽減されるのです。

ランバーサポート

ヘッドレストの腰バージョンと言えばわかりやすいでしょうか。腰も椅子との間に隙間が出来ますから常に負担がかかってしまいます。それを埋めるためのランバーサポートです。腰にランバーサポートが当たることで腰の筋肉がゆるむのです。

可動式アームレスト

ひじ掛けですが、ゲーミングチェアのアームレストは可動式です。ゲーミングチェアも価格によって装備も違うのですが、このアームレストも違います。エントリーモデルではアームレストは上下するだけですが上下するので自分の腕の高さに合わせることが出来ますから、肩や腕の筋肉の疲労を軽減してくれます。

また、上位モデルになれば上下するだけではなく左右に向きが変わります。さらには前後に移動するものまであるのです。そこまであればどんな態勢でも腕を乗せることが出来てしまいます。

リクライニング

私が使っていて一番うれしいのがこのリクライニングです。普通の事務用の椅子やPC用の椅子ではリクライニング機能がついていませんからいつも同じ姿勢になってしまいます。しかしゲーミングチェアにはリクライニング機能がついているので用途に応じて角度を変えることが出来るのです。

ブログを書いている時は体を起こしているので背中は椅子についていません。しかしDVDやYoutubeを見る時はリラックスして見たいですよね。そんな時はリクライニングで椅子を少し倒します。そうすると体がゲーミングチェアに沈み込み、頭まで包まれる感覚になり、首や肩、背中、筋肉の筋肉が緩んでとてもリラックスできるのです。最近ではその体勢でいつの間にか寝落ちしています。

さらに休日などその体勢で眠くなったらさらにシートを倒して昼寝することも出来るので有難いです。前は硬い椅子に座り壁に頭をつけて昼寝しましたが30分もすれお尻が痛くて目が覚めました。ゲーミングチェアにしてからはそんなこともないので2時間くらい寝てしまいます。

リクライニングの角度は135°からフルフラットになる物まで様々なものが有ります。機種によって違いますので購入前によく調べてください。

DXRACERのゲーミングチェアを購入

私が今回購入したのはDXRACER(デラックスレーサー)というブランドのゲーミングチェアのFormular SeriesのDXRというスタンダードモデルです。このFormular SeriesのDXRというのはDXRACERの6つのシリーズの中で一番スタンダードなサイズと形状になります。国内外の代表的なe-Sports大会で採用されており、DXRACERの中で最も人気のあるシリーズです。

レーシングシートからゲーミングチェアへ

なぜDXRACERのゲーミングチェアを選んだのかと言うと、元々レーシング用のシートを作っていた会社で、そのレーシングシートで培われたノウハウをゲーミングチェアに注ぎ込んでいるからです。シートの形状は人間工学に基づいたものですし、その形状を維持するためにスチールのフレームを使用しています。座面はソファで使用される『ウェービングベルト+高反発ウレタンフォーム』を使用し弾力のある座り心地で疲れを感じさせません。

そして決め手となったのはシートの素材がファブリック素材であると言う事です。ゲーミングチェアは価格が高くなると高級感を出すために全て合成皮革になってしまいます。でも合成皮革というのは形になった時点ですでに劣化が始まっているのです。いずれボロボロに剥がれてくるのはわかっているので、私は合成皮革を避けてファブリック素材を選んだのです。確かに汚れなどの心配はありますが夏場ならタオルやカバーを敷けば済むことですし、合成皮革ですと夏は通気性が悪く蒸れて汗がついてしまいますので余計に合成皮革を劣化させることになります(加水分解)。

医療用器具としてのゲーミングチェア

価格は¥29,800と椅子にしてはとても高いのですが、安いゲーミングチェアを買ってすぐにシートがへたったり、壊れても困ります。私の場合はゲーミングチェアをもはや医療用器具と考えているので、きちんとその性能を発揮して長く使えるものでなければ困るのです。ゲーミングチェアに座ることで姿勢を安定させ、首や肩、背中、腰の筋肉を緩め、硬くなった筋肉の柔軟性を取り戻し、背中の痛みを回復させようと思っていますから安心できるブランドと言う事でこのDXRACERを選びました。

DXRACERのゲーミングチェアを組み立てる

4月の中旬にネットで買いました。しかし在庫が無くて10日ほどかかると言う事で気長に待つことにしたのですが、思っていたよりも早く入荷したらしく届きました。

でかい・重い

届いたゲーミングチェア

佐川急便で届いた荷物を見てびっくりしました。玄関に置いてくれたのですが、大きくて邪魔です。重量は20kg以上あり動かそうと思ってやってみましたが、筋ジストロフィーの私では動かすことが出来ません。長男の帰宅を待ってPCのある部屋に移動してもらいました。

組み立て

届いたゲーミングチェアの箱

説明書を見ながら組み立てたのですが、組み立て自体は何の問題も無く30分ほどで終わりました。ただ、座面にネジがついていてそれを外してから組み立てるのですが、ネジを外す時にうっかりワッシャーを座面の中に落としてしまう事があるので気を付けないといけません。どうしても不安な方はYoutubeでDXRACERのゲーミングチェアを組み立てるところを動画で上げてくれている方もいますからそちらを見て組み立てれば良いでしょう。

DXRACERのゲーミングチェアの使用感

まずヘッドレストとランバーサポートは座ってみて自分の体に合うように調整してください。首や腰のくびれた隙間のできるところです。そして寄りかかってみると「おお!」って感じです。体を受け止めてくれるような感覚です。自分で頭を支える必要もないのでとても楽でリラックスできます。

ただ重量が20kg以上ありますからキャスターが付いているとはいえ椅子に座ったまま動くのは大変です。健常者の方なら別に問題は無いと思いますが、筋ジストロフィーの私の場合、立ったり座ったりが大変なので、普段は椅子に座ったまま部屋の中を移動したりします(車椅子状態)。さすがにDXRACERのゲーミングチェアは20kg以上あるので移動するにも力を使いますが、慣れてコツをつかんだら何とかなりました。体重移動や力を入れるタイミングなどがわかるとそんなに大変ではなくなりました。

ゲーミングチェアの機能の一つにロッキング機能があります。これはロッキングチェアのように座って後ろに体重をかけるると椅子が後ろに少し倒れて戻ってくる機能です。最初これが全く効かず壊れているのかと思いました。何をどうやってもロッキングしないのです。色々と考えたのですが、事務用の椅子でも椅子の座面の下に大きなネジがありますよね。あれを回す(緩める)ことで寄りかかった時に背もたれが後ろにグイッていったのを思い出したのです。そして座面の下のネジを回してみました。結構固かったのですが座面の下のネジを緩めると、見事ロッキングしました。

私の居場所はDXRACERのゲーミングチェア

これまでDXRACERのゲーミングチェアを2ヵ月ほど使っています。家に帰ってくると私の居場所はPCの前です。テレビは妻が撮りためたドラマを毎晩見るので私は見ることが出来ません。当然PCの前に移動しブログを書いたりするのですが、メインはネットサーフィンだったりYoutubeでライブ映像などを見ることですから、毎晩2時間はこのDXRACERのゲーミングチェアに座っています。休日ともなればそれこそDVDも見たりしますしブログの更新も集中してやりますからほとんど一日中このDXRACERのゲーミングチェアに座っています。

そして一日中座っていても全く疲れません。もちろんブログの更新作業をしている時はDXRACERのゲーミングチェアに寄りかかってるわけではないので筋肉に負担はかかります。でも筋肉の疲労を感じたらDXRACERのゲーミングチェアに体をゆだねて休憩すればよいので疲労の蓄積は少ないと思います。

そして困ったのはあまりにも気持ちが良くリラックスできるので昼寝を2時間もしてしまうという事なのです。そのおかげで筋肉の疲労が取れるので良いのですが、さすがに2時間も昼寝をしてしまうとブログの更新も進みませんし、何より夜寝ることが出来ません(汗)。最近月曜日は少し寝不足気味です。

さらに毎晩ライブ映像を見ていてもいつの間にか寝落ちしています。さすがに15分ほどで目は覚めますが、最近では毎晩寝落ちしているようです。「ああ眠いな…」と思うともう寝ています。気持ちようくてすぐに寝てしまうのです。

首・肩・背中の負担が減って背中の筋肉の痛みが消えた

そんなぜいたくな悩みはありますが、背中の筋肉の痛みで明け方に目を覚ますと言う事がなくなりました。先日などは朝起きたらもう9時で、実に9時間も寝ることが出来たのです。起きたら少し背中の筋肉に痛みはありましたが、以前のような起きなければならないような痛みではありません。9時間も寝たなんて何年振りだろうと考えてしまいましたが思い出せませんでした。確実に背中の筋肉は緩んできていると思います。何が辛いかって疲れているのに寝ていることが出来ない事で、それに長いこと悩まされてきましたから、DXRACERのゲーミングチェアでその悩みが解消できたので、少し高かったですけど買って良かったと思います。

わざわざストレッチや運動をしなくても座っているだけで筋肉が緩むのですから、筋ジストロフィーで同じような悩みをお持ちの方にこのDXRACERのゲーミングチェアをお勧めします。

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