駐車場で膝折れして転んでしまいました

一週間が始まる月曜日。今朝いきなり駐車場で膝折れカックンして転んでしまいました。

駐車場は舗装されていなくて砂利仕様となっています。私の車は入って手前から2台目なのですが、下が平らではなく少し盛り上がっていて気をつけないと膝がカックンとなるところなのでいつも細心の注意を払いながら足を踏み入れています。膝折れカックンは足をつく寸前に膝を伸ばしてロックするタイミングと足をつくタイミングがずれることで起こります。本来なら膝を伸ばしてロックした瞬間に足をつくのが理想なのですが、地面の凸凹や砂利の状況次第で膝を伸ばしてロックする寸前に足をついてしまうから体重を支えられず膝がカクッと折れてしまうのです。これは神経の問題だと思うのですが、たまに足を着いた瞬間に膝が緩んでしまうこともあります。

ちょうど猫ちゃんの散歩から帰ってきた近所の方に「大丈夫ですか?」と声をかけられたのですが「あ、大丈夫です」と慌てて返事したのですが内心はドキドキ、「立てないんじゃないか」という不安な気持ちに支配され始めています。確かに余程良い条件じゃないと転んでしまったら一人で立つことは出来ません。右ひざを前に出して手をついて立ち上がるのですが、地面に着いた左膝の位置を高くすることで立てる可能性が高くなるのはわかっています。ならばと背負っているリュックを地面に置き、その上に左ひざをついて高さを稼ぎ、右膝に手をついて力を込めてみると何とか上体を持ち上げることが出来ました。ここまで出来ればあと一息です。後は曲がったままの右膝に体重を残し、左ひざを伸ばして体重を左足に移動すれば完了です。しかしこれが出来ません。左手でフェンスに摑まって左足を伸ばしたいのですが、伸ばすにしても力が入りやすい位置があるのですが、残念なことにそこにはリュックがあるのでうまく伸ばすことが出来ません。あともう少しと思いながらもがいてみたのですが、右足がタイムオーバーです。こらえることが出来ずに沈没してしまいました。あともう少しだったのに!

ハアハアしながら体勢を立て直そうとしていると、近所の方が「手伝いましょうか?」と声をかけてくれましたが、手伝ってもらうにもコツがあってそこは妻じゃないとうまくいかないので「大丈夫です」とこたえてしまいました。いや、はたから見たらちっとも大丈夫じゃないから声をかけてくれたのだと思うのですが・・・。そして妻に電話して救援を要請しました。

再びリュックを置いて膝を載せ、ズボンのベルトの後ろの部分を持って引き上げてもらいながら立つのですが、どういう訳か細いベルトをしていたので妻もうまく力が入らず引き上げられません。いつもはジーンズにする太くて厚い革のベルトをしているので、それをガシッと掴んで引き上げるのですが、今朝は細い柔らかいベルトだったので体の小さい妻には無理でした。最終的には近所の方にも手伝っていただいて何とか立つことができましたが、痛みでフェンスに摑まったっきり動くことが出来ません。

とにかく右膝は砂利の上でゴリゴリしたのでかなり痛みがあります。間違いなくあざになるような痛みです。そして右のふくらはぎは攣ってしまいなかなか伸ばせなかったのでどうやら痛めてしまったようです。さらに右足首は体重をずっとかけていたせいか痛みと重さであまり動かすことが出来ません。左足首は筋を砂利の上でゴリゴリしてしまったせいかかなりの痛みがあります。捻挫ではないのですが足首を動かすとかなり痛みます。他にも腕の外側やあちこちの筋肉が痛むのですが、足の痛みに比べれば問題ありません。

何とか車に辿り着き、とりあえず乗り込みますが右足首が重く感じてあまり動きません。これでは車の運転など無理なのでシートを倒してしばらく横になって回復を待ちました。途中足を動かすとふくらはぎが攣りそうになったりするので慌てず様子を見ました。

そして30分ほど経って何とか行けそうな感じに回復しました。痛みは普通にあるのですが、足を普通に動かせる状況になったと言う事です。しかし精神的にかなり来てしまったのでとても運転する気にはなれません。何と言うか運転に集中することが出来ないのです。ですのでいつも混雑を避けて細い土手沿いの道を通って橋に出るのですが、さすがにそれは危険だと自分でもわかっているので、今日は気を使わなくていい渋滞している幹線道路を走ることにしました。いくら回復したと言っても瞬間的にペダルを踏みかえたりするのは素早く出来ませんから広い道をゆっくりと走るのが一番安全です。

そして会社の駐車場に着いたのですが、使い果たした筋力は戻ってなくて立つことが出来ないので車から降りることが出来ません。こうなったら最後の手段です。狭い運転席で頭を助手席の方に向けて四つん這いになり、そのまま左足を外について立つのです。実はこれ、アクアと言う車に乗った時にあまりにも車高が低くて降りることが出来なかった時に発見した方法なのです。運転席で体の向きを変えるのは大変ですが、割と楽に降りることが出来るので広い場所なら有効です。

体が痛いのは仕方のないことですが、久しぶりに精神的に来てしまいました。筋ジストロフィーを発症してからもう17年になりますから、出来なくなることも多くなりいちいち凹んだりすることもありません。しかしそうは言っても多少のストレスはありますし少しずつ蓄積されていますが許容範囲を超えることはありません。しかし今日のような大きな出来事があるとさすがに瞬間的に許容範囲を超えてしまいます。そうなるともうダメですね。今日も会社に行きたくありませんでしたが、さすがに子供ではないので行きました。正直なところ誰とも口をききたくくなかったですし、声もかけてほしくありませんでした。すぐにでも暗い部屋にこもりたい気分でした。ですが忙しかったので余計なことを考えずに仕事に没頭できましたから、気が付いた時には許容範囲を超えていたストレスが許容範囲内に戻り、メンタルはだいぶ改善されました。結局時間が解決してくれるわけです。それでも普段よりやりきれない気持ちは多いですし、なんだかなぁという気持ちです。以前は自分の存在意義を考えたりしてどんどん悪循環に陥っていったのですが、どんなに考えても結論が出ないので今は深く考えないことにしています。っていうか考えないようにしようとすると考えてしまうので、仕事だったり趣味だったり好きなアーティストのライブ映像を見たり何かに没頭することにしています。

久しぶりに激しくこけてしまったので肉体的精神的なダメージはありますが、明日からはいつも以上に注意して歩こうと思います。そしてこんな時は体を早く回復させるためにコエンザイムQ10をいつもの倍摂取することにします。膝カックンする場所によっては大けがをしますから、皆さんも気を付けてください!

カネカ還元型コエンザイムQ10がおすすめ
今日は私が筋ジストロフィーと診断されてから飲み続けているサプリメントをご紹介します。それはコエンザイムQ10です。今こうやって普通に日常生活を送れている大きな要因の1つです。

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