先日私の腰の筋肉のこりがKTテープで楽になったと書きました。今回は私が使用している3種類のキネシオテープを紹介します。
キネシオテープとは
キネシオテープとは、1980年に日本で開発され世界中に広まったキネシオテーピング法に使用する伸縮性のあるテープの事です。キネシオテープを貼ることにより、体内に隙間が出来てリンパの流れが良くなり新陳代謝が良くなることで自然治癒力が高まります。さらに血行も良くなるので体の隅まで酸素や栄養が送られ疲労回復も早くなります。詳しくはキネシオテーピング協会のHPをご覧ください。
キネシオテープの素材
キネシオテープは伸縮性のあるテープですが、素材はコットンと合成繊維があります。コットンも良いのですが、私がおススメするのは合成繊維のキネシオテープです。
コットン素材の特徴
一般的なのはコットン素材のキネシオテープです。メリットは
- 安価である
- 天然素材である
一方、デメリットとしては
- 濡れると乾燥に時間がかかる
- 濡れると簡単にはがれる
といった事が挙げられます。
合成繊維素材の特徴
最近増えてきた合成繊維のキネシオテープの特徴です。メリットは
- 撥水性があり速乾性である
- 発色が良くカラフルである
一方のデメリットは
- 品質の良い物は高価である
この1点につきます。
キネシオテープの使い分け
私がコットンと合成繊維の両方を使ってみた結果、私の用途では合成繊維が合っています。使ってみた感じでは、コットンは水に濡れるとすぐに剥がれてきますし、剥がれなくても水分を含むとなかなか乾きません。そして水分を長く含ことでテープの糊も弱くなり、さらにはがれやすくなります。
一方、合成繊維も安価なテープは、コットンほどではありませんが剥がれやすいですし、テープの端から繊維がほつれてきて汚らしくなります。しかし価格の高い物は粘着力も強く、濡れてもなかなか剥がれませんし、繊維がほつれてくることもありませんので安心して使うことが出来ます。
私は基本的にキネシオテープが剥がれるまで貼りっぱなしにしていますので耐久性を重視していますが、コットン、合成繊維それぞれの良さがあり、それぞれに合った用途があると思います。
- コットンは肌が弱く毎回張り替える方向け
- 価格の安い合成繊維は手や足などすぐ剥がれてしまう部位向け
- 価格の高い合成繊維は長い時間貼りっぱなしにする部位向け
だと思います。
おすすめのキネシオテープ
それでは私が愛用しているキネシオテープを紹介します。私は3種類のキネシオテープを用途に応じて使い分けています。
ファイテン・チタンテープ
アスリートにおなじみのファイテンのチタンテープです。マラソンや駅伝で多くの選手がこのファイテンのチタンテープをどこかしらに貼っています。
ファイテンのチタンテープはコットン素材のテープにファイテンが特許として持っているチタンを水溶化したアクアチタンを含侵させたものです。
人間の体には微弱の電気が流れています。ですから心電図だったり脳波を測ることが出来る訳ですが、コリや痛みがあるとその電気の流れが乱れます。チタンテープを貼ることで乱れた電気の流れを整えるのですが、電気の流れが整ってくると血行が良くなり痛みが改善されますので、痛みのある部位にはこのファイテン・チタンテープを貼っています。
そしてこのファイテン・チタンテープには含まれているアクアチタンの濃度が違う3種類のテープがあります。
ファイテン・チタンテープ
基本の一番価格の安いテープです。
■5㎝幅x4.5m ¥1,212(税込)
基本となるテープです。このテープに含侵されているアクアチタンの量が基本になります。ファイテンのテープは全てコットン素材です。
★詳しい説明はこちら→ファイテンチタンテープ 伸縮タイプ
ファイテン・チタンテープX30
X30には上のチタンテープの30倍のチタンが含まれています。
■5㎝幅x4.5m ¥2,484(税込)
実は私、一番最初に買ったファイテン・チタンテープがこのX30だったので、このX30を一番使っています。しかし、価格が高いのでめったやたらには貼れませんので痛みが続くような困った時のX30です。
★詳しい説明はこちら→ファイテンチタンテープX30 伸縮タイプ
ファイテン・チタンテープX100
何とX100です。ファイテン・チタンテープの100倍のアクアチタンと言う事になります。さらにミクロチタンボールと炭化チタンも含まれています。
■5㎝幅x4.5m ¥5,184(税込)
これは非常に高価で無駄には使えません。いつもお世話になっているショップの店長さんから、「高くてもったいないので、1㎝四方とか小さく切って本当に痛いところにピンポイントで貼って、その上にファイテン・チタンテープを貼ってください」と言われました。私は右手の腱鞘炎が痛むので、痛むところに小さく切ったX100のテープを貼り、その上に指から手首にかけてファイテン・チタンテープを貼っていますが、信じられないくらい痛みが軽減されます。
★詳しい説明はこちら→ファイテンチタンテープX100 ブラック
パワーテープX30
キネシオテープからは逸れてしまいますが、私が一番お世話になっているのがこのパワーテープX30です。最初に書いた通り首筋のコリから頭痛になることが多く、頭痛で仕事に集中できなくなってしまいますが、私の場合このテープを貼ると楽になるのです。キネシオテープを貼ると面積が広く目立ってしまうので、首筋を押して痛むところにこの小さなパワーテープを貼っていますが、頭痛が酷いときは左右で8ヵ所くらい貼るときもあります。このパワーテープは仕事中頭痛がする時に使うので常に会社にも置いてあります。今では職場でこのパワーテープを貼る仲間が増えました。
★詳しい説明はこちら→ファイテン パワーテープX30
KTテープ
素材は合成繊維なので撥水性があり、濡れても剥がれにくく耐久性に優れています。他のテープと違うのは、予め25㎝にカットされたものが15枚入っているのですが、使ってみるとこの25㎝という長さが絶妙です。25㎝で長ければ必要に応じてカットすることもできます。実によく考えられていますね。
■5㎝幅x25㎝x15枚 ¥2,376(税込)
私はこのKTテープを背中や腰、肩など長期間貼り続ける部位に使用しています。KTテープは世界で初めて合成繊維100%を使用し、世界の70カ国以上で愛用されています。KTテープのサイトには各部位への貼り方の動画が出ています。
そしてこのKTテープは他のキネシオテープとは違い、両端以外は少し伸ばして貼ります。これが一番の特徴ですし、私も実際伸ばして貼った方が効果をより感じています。両端まで伸ばして貼ってしまうとかゆみの原因となりますので注意して下さい。
そしてカラーバリエーションが豊富です。合成繊維ですので発色も良く、カラーバリエーションは10色ありますので気分で色を変えても良いですよね。私の場合、このKTテープは背中や腰などの見えない部位に貼っているので買うたびに色を変えています。
私は背中や腰の筋肉のリカバリーにこの合成繊維の高いキネシオテープを貼ったままにして使用していますが、貼って2~3日で良くなるわけではありません。効果を得るには長期間貼る必要があるので高価な剥がれにくい物を使用しているのですが、1ヶ月貼り続けると明らかに変わります。そんなにかかるのかと思われるかもしれませんが、それは違和感などを感じなくなるという意味です。貼った翌日でもそれまでとは違って腰が軽く感じられますよ。
★詳しい説明はこちら→KTテープ 15枚入り エピックパープル KTR1995
トワテックKINESYS
このKINESYSも合成繊維ですが、先に書いたように他のものと比べてお手頃価格なので剥がれやすく繊維がほつれてきますので、使い捨て感覚で使用しています。貼る部位も手など日常の動作ですぐに剥がれてしまうような部位に使用していますので、キネシオテープの中では一番使用していると思います。
■5㎝幅x5m ※オープン価格(¥1,000前後(税込)で販売されています)
カラーバリエーションも豊富なので、季節や気分で色を変えても良いと思います。しかし女性や若い方はそれで良いですが、そうでない方は時としてイタイ人に見られますので色には注意が必要です。私は半袖になる夏場は腕に貼ったテープが丸見えになるので肌色やベージュを使用していますが、それ以外の季節でテープが見えない季節ではカラーの物を使用しています。
★詳しい説明はこちら→トワテック KINESYS 【全16色】5cm×5m 1巻
キネシオテープのまとめ
ここまで私の愛用しているキネシオテープの特徴を書いてきました。簡単に言うと
- 痛みがある部位にはファイテン・チタンテープ
- 剥がれやすい手足の筋肉の張りには合成繊維のKINESYS
- 肩や背中、腰の筋肉のリカバリーには合成繊維のKTテープ
こんな感じで使い分けています。皆さんも筋肉にトラブルが発生したらキネシオテープを貼ってみることをお勧めします。
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