仕事用メガネのレンズ交換をしました

普段通勤時や外出時には遠近両用メガネをかけているのですが、自宅にいる時や会社では中近両用メガネをかけて仕事をしています。今回この仕事でかけている中近両用メガネのレンズ交換をしました。

仕事用中近両用メガネ

視力2.0と隠れ遠視

私は昔から視力が良くて、視力検査をすればいつも2.0でした。ですから自分がメガネをかける事なんて想像したこともありません。しかし40歳半ばを過ぎる頃から近くの物が見え辛くなり、ついに「老眼が来た」と思っていました。しかし時の経過とともに眼精疲労が酷くなり、本などを読む距離だけではなく車の液晶時計くらいの距離の物が見えなくなってきたのです。眼科へ行きましたが行った眼科が悪かったのか、眼精疲労を訴えても「老眼とあとは自律神経の問題でしょう」と言われたのです。信じられますか?そして眼鏡屋に行ったのですが、市場やフランスちっくな眼鏡屋に行っても原因がわかりません。

結局いろいろあって今の眼鏡屋さんにたどり着いたのですが、そこで一時間近くかけて検眼をしてやっと「遠視」だという事がわかったのです。若いころから遠視だったのですが、若いがゆえにピントを調節する筋肉も柔軟ですから遠視の症状が出ていなかったのです。いわゆる「隠れ遠視」と言うやつです。加齢とともに筋肉の柔軟性がなくなりピント調節ができなくなってきて初めて遠視の症状が出てくる訳です。遠視になると近くの物も遠くの物も見えなくなり、メガネなしでは何もできなくなるのです。

中近両用メガネ

中近両用メガネと言うのは、主に室内での使用を考えたレンズになります。本を読んだりパソコンを見たりということからテレビを見たり室内で過ごすのに快適なレンズ設計になっています。しかし外に出ると遠くはぼやけてしまい屋外での使用には向いていません。屋外での使用に適しているのが遠近両用メガネになります。

室内用の中近両用メガネですが、度数が上がると近くから部屋の端までの全てを賄うことが難しくなるので、度数が進むとその人のライフスタイルに合わせたレンズ設計が必要になります。例えば私のように仕事中心であれば近くをよく見えるようにして遠くの見え方を犠牲にしたレンズ設計になりますし、主婦の方など家での家事が中心ならば遠く(室内)が見えるようなレンズ設計になります。

私は現在2本の中近両用メガネを持っています。一つは仕事で使用している最新の度数の物。もう一つは以前仕事で使用していた度数の物で、遠視が進み近くが見えにくくなり遠くが見えるようになったメガネで、仕事では使えなくなりいつも自宅にいる時にかけている物です。

昨年に続き今年もレンズ交換

そしてこの仕事用の中近両用メガネですが、実は一年前にレンズを交換しています。元々左目の遠視が酷く右目はそんなではありませんでしたが、また眼精疲労が出始めたので検眼してもらったら、なんと右目の遠視が大幅に進み左目に追いつくくらい度数が大きくアップしてしまいました。遠視があるせいか眩しさを感じることが多いので、レンズにグレーのカラーを入れました。薄い色ですが眩しさを感じることもないですし、モニターの明るさも抑えてくれるのでとても重宝していました。

しかし最近、このメガネでも少し見づらく感じるようになっていました。原因は目の使い過ぎだと思います。仕事のし過ぎ・・・ではありません。昨年12月に家族でインフルエンザに罹った時のことです。熱もが下がっても会社へ行く事が出来ず、かといってする事もなかったので、スマホでゲームをしていました(汗)。そして年末に骨折しましたから、年が明けて一か月会社を休んだ時にもスマホでゲームしました。たぶんそれが原因だと思ったので、仕事復帰してからどれくらい回復するかと思ったのですがそんなに回復しなかったので、今回レンズを交換することにしたのです。

検眼してみると遠視の度数は変わりません。遠視は進んでいませんでした。結局は目のピント調節力が落ちていたという事でした。度数と言うのは足りない分を全て入れるのではなく、少し弱めにして自分の目の調節力を使って視力を出すのだそうですが、遠視は進んでいないのですが、ピント調節力が衰えたために想定した視力が出なくなって見えにくくなってきたという事です。

結局今回は二段階度数を上げました。一段階だけでも大丈夫そうでしたが、もしかしたら一段階だと変化をあまり感じないかもしれないという事で二段階上げました。もしそれで問題があれば再度一段階上げたものに変更する予定です。メガネ量販店と違って街の眼鏡屋さんですから、その辺の見え方に関するフォローは充実しています。三か月以内であれば作り直しできるので、そこで一段階上げたものに変更して慣れてから三か月以内にまた二段階上げたものに戻すことも出来るので安心です。もちろん量販店よりも高価ですけど、

  • しっかり時間をかけた検眼
  • 使用環境にあった度数設定
  • アイポイントを合わせたレンズ設計
  • しっかりとしたフィッティング

メガネには以上のことが重要だと思っているのですが、それを完璧に行ってくれるので技術料と考えれば量販店との価格差は気になりません。なんといっても目は脳の出先機関ですから大切にしなければいけません。実際に目で物が見えているのではなく、目に入った光を脳が解析して映像として認識している訳ですから、目から入ってくる情報を正確に脳に伝える目の役割は重要です。

実際私もかなり細かく見え方や見えづらさなどを伝えていますし、フィッティングに関しては納得するまでお願いしています。どんなにレンズ設計を完璧にしても、かけた時にメガネがずれてアイポイントがズレてしまっては全く意味がないですからね。

仕事用中近両用メガネ

レンズにはコントラストを上げるためにトゥルーバイオレット(紫)を15%入れました

そして今回また色を入れたのですが、今回は目の筋肉の衰えを補うためにコントラストをアップさせる目的で紫(トゥルーバイオレット)を15%入れました。紫というのは最近サングラスでもよく使われるようになったのですが、コントラストを上げる効果があるのです。テストレンズで見てみると、文字が黒くはっきりと際立つ感じになり、少し視力が上がったように感じます。特に色ベタに白抜き文字などが読みやすくなります。濃い色よりもオレンジや黄緑などの中間色のベタに白抜き文字だとびっくりするくらい境目がはっきりします。

メガネをかけた姿を見ても紫という感じはしませんが、白い紙の上に置いたりすると薄紫です。ですが実際にメガネをかけて白いところを見ても紫には見えませんのでご安心ください。「白いものはより白く」というイメージです。アイボリーが白く見える感じですかね。全体的に白が際立ってコントラストも上がりますから、スッキリとした視界になるような印象なのでおススメです。

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