睡眠時熱中症対策に夜エアコン

我が家の寝室にはエアコンがありません(爆)。ここ数年の異常な暑さで熱中症に気を付けるように連日報道されているにもかかわらず、寝る時は窓全開で扇風機をつけて寝ています(汗)。そして昨年、どうやら寝ている間に熱中症になり暫く眩暈と頭痛に悩まされました。

軽い熱中症でも結構つらいです
年々気温が上がり、熱中症で運ばれる方が増えています。今年の関東地方の梅雨明けが異常に早く、例年より暑い日が20日ほど多くなるのかと思っていたのですが、なんと私も寝ている間に軽い熱中症になってしまったようです。

元々裏が畑で夜には涼しい風が入って来たのでエアコンを設置していなかったのですが、ここ数年異常なくらい気温が上がり、夜になっても下がらなくなっているので毎晩扇風機をつけて寝ていました。それでもタイマーをかけていましたが、今年はタイマーが切れるとすぐに暑さで目が覚めると言う事が続いていました。しかし暑さに耐えきれずついにタイマーをかけず一晩中扇風機をつけて寝るようになりました。もちろん直接風が当たらないようにはしていましたが。

そんなタイミングで7月下旬から次男がリハビリのために入院しました。生まれつき手足に軽い麻痺があり、特に右足首の反射が強くうまく曲げることも出来ず短下肢補装具をつけているのですが、その補装具も変形してしまうほどの強い反射があります。もちろん歩き方も反射があるために足を引きずったりするので補装具のつま先が擦れて削れてしまいます。

あまりにも補装具の変形が酷くなりそのままつけていても補装具としての意味が無いので、今年30万近くかけて補装具を作り直しました。そのタイミングで「ボトックス注射をして反射を緩め、集中的にリハビリをしたらどうか」と主治医から提案され「是非ともお願いします」ということでリハビリ入院することになったのです。正しい歩行姿勢を身に着け筋力アップすることで歩き方を矯正することが目的です。

ただ次男は軽度の知的障害もあり出来ないこともあります。病棟では時間内であれば予定を書き入れお風呂に入ることが出来ます。20分単位で予定表が組まれていてそこに書き込むのですが、次男の場合他にリハビリや診察の予定があると、複数の予定を管理することが出来ません。ですので自分で入浴の予定を入れることが出来ず、病棟でもそこまで面倒は見ることが出来ないので週2日の介助入浴の日に入れるようにしてもらいました。毎週火曜と金曜は介助入浴の日になっていて、麻痺のある人や一人で入浴が出来ない患者さんが介助してもらって入ることが出来る日があります。次男は介助なしで入浴できるのですが、慣れない水道栓を使ったりすることが出来ず場合によってはパニックになってしまうので、見守ってもらう事にしています。

とはいえ次男は汗っかきなのでできれば毎日でも入浴させたいというのが親心というものです。ですから毎週土日は病院へ行き空いている時間に入浴させていますし、平日も火・金以外の日は妻が仕事が終わってから病院へ行き、空いていれば入浴させています。しかも病院は私がかかっている小平の病院なので家から往復で約5時間かかります。

そんな事情で車に乗ってる時間も長く、徐々に疲労が蓄積してきました。筋ジストロフィーの自分にはかなりきつい状況になっており、睡眠を十分にとらないと疲労回復が出来ない状況になっていました。さすがに自分でもこの状況が続けばもう駄目だと思い、せめて睡眠だけは確保しようと次男の部屋でエアコンをつけて寝ることにしました。

ただ人生でエアコンをつけて寝たことがないので、何度にすれば良いのか、タイマーにすれば良いのか、などわからないことだらけです。寝る前にネットで調べたところ、基本的にはエアコンはつけっぱなしが良いと言う事がわかりました。理由は

  • タイマーで消しても暑くなれば目が覚め十分な睡眠がとれない
  • 再びエアコンをつけることになる
  • エアコンをつけたり消したりすると電気代がかかる

と言う事です。確かにタイマー消しても暑さで目が覚めては扇風機をつけているのと何ら変わりはありません。睡眠も途切れるのですから睡眠の質は確保できません。さらにエアコンを消すことによって室温が上昇しそれを下げるのですから電気代はかかります。今のエアコンは省エネですからつけていても室温が設定温度になれば止まり、少し上がれば静かに動き出し室温を一定に保ってくれますから電気代も抑えられます。

そしてもう一つは冷房か除湿かという問題です。温度としては28度が良いのですが冷房と除湿どちらにすれば良いのかと言う問題があります。これはこの二つの特長を考えて選びます。

  • 冷房は温度重視
  • 除湿は湿度重視

ということです。つまり冷房で28度に設定して夜中に室温が28度を下回ると動かないのです。一方除湿は温度もそうですが一番は湿度を優先しますから、室温が28度を下回っても湿度が高くなれば動き出します。そう考えると日中の30度を超えるような気温なら冷房で、温度が低くても湿度がある場合は除湿が良いと言う事になります。ということで除湿冷房28°で設定して寝てみました。とても快適に眠ることが出来たのですが、一度29度に設定してみたところ、エアコンが動き出す前に首元が汗でビショビショになり目が覚めてしまいました。そう考えると除湿は湿度優先という訳でもなく室温も関係するかもしれません。詳しいことはわかりませんが自分には除湿冷房28°が快適に眠ることが出来る設定のようです。

その甲斐あって暑さで夜中に目が覚めることも無く睡眠の質は確保できているようです。もしあのままエアコンのない部屋で寝ていたら、間違いなく今年も熱中症になっていたと思います。ただ筋ジストロフィーなので筋肉にかかる負担だけはどうすることもできません。とにかく睡眠を十分に摂り体を休めるしか方法が無いのですが、それも限界のようで首、肩、背中、腰、腿、ふくらはぎの筋肉に痛みがあります。これから筋肉の疲労を取るために物理的な方法を探さなければなりません。

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