あと1週間で3月と言うタイミングで2年ぶりの初詣に櫻木神社へ行ってきました。
昨年は新年迎える直前の大晦日の夜に膝カックンして左足の中足骨を2本折ってしまい、体が回復するのに時間がかかり結局初詣に行く事が出来ませんでした。
筋ジストロフィーを患っている私には人混みはとても危険なので、毎年1月中旬から下旬に初詣に行っていました。今年は新型コロナウィルスによる2回目の緊急事態宣言が出ているからという訳ではないのですが、妻が義母の面倒を見に毎週実家に帰っていて、あと1日は家のことをしているのでなかなか初詣に行くタイミングがありませんでした。
2月下旬ですからさすがに神社も空いているだろうと思っていたのですが、いざ行ってみると意外と人がたくさんいるので驚きました。普通の人はとっくに初詣なんかすましていると思っていたのですが、新型頃コロナウィルスの影響で今の時期にしたのか、改めて厄除けに来たのかわかりませんが意外でした。
櫻木神社は大鳥居から少し歩くのですが、久しぶりの外出(歩行)ということもあり、なかなか足が前に進みません。それどころか歩くのがとても大変な感じでした。「いや、これはまずいな」と思い車いすになる日も近づいてきたことを感じたのですが、実は入り口に向かって参道はゆるやかな上りになっていたのでした。入り口にたどり着いた時にはふくらはぎがパンパンになりハアハアと息も上がり休まざるを得ない状況でした。
入り口手前でしばし休息をとり中に入ると、あちこちに「マスクをつけて参拝してください」との表示があり、清めるための手水舎は使用禁止になっていました。拝殿前の石畳にもピンクのテープが貼ってあり(桜がモチーフなのでピンクなのだと思います)、間隔をあけて並ぶようになっていました。新年を迎えれば自然と人が多く集まるところですから、感染予防で神社も大変ですね。
さて、いよいよ参拝となるわけですが、私にとって残念なことに拝殿前は石畳(50㎝四方ほどの大きさあるので岩畳と言っていいのではないかと思います)が敷き詰められており、低いながら5段ほど上がって拝殿前に立つようになっています。当然私は上がれないので脇のスロープから上がるのですが、そこから拝殿の正面まではとても凸凹した石畳の上を歩かなければなりません。
危ないので上がるのやめようかとも思ったのですが、もしかしたら上がれるのもこれが最後かもしれないと思い、意を決して上がりました。参拝後も下りるための脇のスロープにたどり着くまでハラハラドキドキし、転ぶことなく何とか下りる事が出来ました。石畳も風情があって良いと思うのですが、個人的にはスロープで上がった拝殿前の最上段だけでも平らにしてもらえると助かりますし、安心して参拝できます。恐らく高齢者の方も怖いんじゃないかと思います。
参拝した後、いつも通りお札や破魔矢、お守りなどを買うのですが、ここも間隔をあけて並ぶようになっていました。さらにお守り類の写真がのったチラシ的なものとペンが置いてあり、そこに必要なものに丸を付け、数量を書いて渡すような仕組みになっていました。順番に並んで買うだけでも時間がかかりますから、事前に並んでいるときに必要なものに丸をつけ数量を書いておけば順番が来たら渡すだけで済むので時間がかかりません。ナイスアイデアですね。
ひいたおみくじが大吉だったことに気をよくして神社を後にしました。参道を歩いている時は来た時とは違い足も軽やかで辛さがありませんでした。行きが大変でしたがそれがウォーミングアップとなり体が温まって動きやすくなったような気がします。やはり毎日歩くことは大事です。今年は意識して歩くようにしようと思った初詣でした。
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