元気とはいえ高齢の義母

私の妻の母は現在83歳です。昨年義父が他界してから一人で暮らしているのですが、とても元気で毎日を楽しんでいるようでした。しかし今年腰を痛めてから次々と体のあちこちに問題が起きてしまい大変です。妻は毎週末実家に帰り義母が出来ない買い物や家事などをしています。

加齢黄斑変性症

まず昨年に視界の一部がゆがんで見えるなどの目の不調を訴え、眼科で検査したところ加齢黄斑変性と診断され、それ以降注射を打ち続けながら様子を見ています。その時に白内障もみられたのですが、まだそんなに酷くはないので先に黄斑変性の治療をしようということになりました。加齢黄斑変性は放っておくと失明の危険性があります。

圧迫骨折と脊柱管狭窄症

そして今年の夏頃に腰痛を訴え、その後、足の軽い痺れも訴え出しました。近所の整形外科に行ってもよくわからなかったので、ネットで調べたところ実家から少し離れた整形外科の評判がすごく良かったので、妻がそちらに連れて行き診てもらいました。

レントゲン撮影をしてもよくわからず、後日MRIで調べたところ、腰の痛みは圧迫骨折が原因でした。この年齢では普通に起こることだそうで特別なことではないそうです。しかし、随分と時間が経っていて治りかけているので無理しないことを心がけるように言われました。

そして足の軽い痺れは脊柱管狭窄症によるものでした。これも老化が原因ですからどうしようもありません。幸いにも手術するほど悪い訳ではないので、上手いこと付き合っていくしかありません。

急激に進んだ白内障

その後風邪をひいて寝込んだりしていたのですが、黄斑変性の治療に行くと、なんと白内障が一気に進んでいて急遽手術をすることになりました。白内障というのは高齢者の方の多くが罹っており、手術も混んでいて普通なら予約もだいぶ先になるのですか、緊急性があったので先生が無理に予定を入れてくれ、無事手術を終えました。元気だと思っていてもやはり83歳ですから、一度具合が悪くなると衰えが一気に体中に現れるのですね。

肩の痛みで腕が上がらない

とにかくこの一年で色々な体の不調が起こり、体も疲れていたようで、運動したりすることもなかったせいか今度は肩が痛み出し腕が上がらなくなりました。整形外科へ行くとやっぱり肩を動かしていなかったことが原因のようで、今はリハビリに通っています。

肩は人間の体の中で一番可動範囲が広い関節ですので、動かさないと若いうちは良いのですが加齢とともに問題が起こります。動かさないと肩まわりの筋肉が硬くなり、急に動かすと痛めてしまいます。いわゆる四十肩、五十肩というものです。義母の場合もまさにこれです。

腰は痛い、足は痺れる、肩は痛くて腕が上がらないという状態ですので、布団から起きるのも辛いようです。まず、布団を剥ぐことができないので、足で少しずつ下にずらしているそうです。そして一番の問題は立つのが大変なことです。腰も痛いので膝に手をつをついて立つのですが、肩も痛いので本当に大変だと言っていました。

島忠ホームズでベッドを購入

そんな訳でベッドを買うことになり、妻が同行して少し高さがあるベッドを島忠ホームズで買いました。後日ベッドを設置してもらうのですが、痛みからベッドの上に布団を置いたりすることができないので、妻が行ける日と言う事で、11月の最初の休みに決めました。今回ベッドは二階に設置してもらうつもりなのですが、島忠ホームズでは、将来的に二階に上がれなくなった時、有料ですがベッドを一階に下ろすサービスもあるそうです。ベッドを狭い階段を通って階下に下ろすのは素人には危険ですから、非常にありがたいサービスですね。さすが家具屋さんです。

そしてベッドを買って喜んでいた義母。島忠ホームズで風呂用の椅子も買いました。普通の椅子では低すぎて立つのが大変だということで、40cmという高めの椅子を買いました。妻は高すぎるのではないかと言ったのですが、義母は座ってみて「これがちょうどいい」と言って決めました。

そしてその日の夜に義母から電話があり、買った風呂の椅子を使ってみたそうです。そうしたら高くて座るのは楽なのですが、高すぎて下に置いた洗面器に手が届かない、というコントのようなオチがつきました(笑)。腰も痛くて体を深く曲げられないのでどうしようもないと。ほら、言わんこっちゃない!

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