妻のブーツのファスナーが

事件発生

数日前の夕方6時半過ぎに妻からLINEが来ました。用がなければLINEなんて送ってこないので何事かと思い見てみると…
「大変‼️ブーツのファスナーが食っちゃって脱げません。どうしよう?」あーあ、また慌ててブーツを脱ごうとして噛んじゃったんだな、と思いました。「こうやってみたら」とやり方を送ってみましたが、どうやっても取れないようです。ファスナーもほとんど動かず困り果てています。たしかに噛んだものを取ろうとして自分でやろうとしても、向きが悪かったり手が足りなかったりしてなかなか取れないですよね。結局どうにもならず、私が帰るまで片足ブーツ履いた状態で待っていることになりました。

なんで?

それにしてもブーツのファスナーが噛んでしまうとは。普通ファスナーの裏(後ろ?)には足に直接当たらないように革の裏地みたいのがついてますよね。あれって結構厚いから噛むわけがないと思うのですが。なんで噛むの?それでも噛んでしまうのですからどれだけ慌ててファスナーをおろしたのか。不可解な点もあったのですが、それよりも「やっぱりな」という感情の方が先に立ちました。しかし妻には申し訳ないのですが、どうしても笑いがこみ上げてしまいます。片足だけブーツ履いた状態で家の中で家事してるんですよ。どうしてもその絵が浮かんでしまって。忘れようとすると余計にはっきりと浮かんでしまうのです。徐々に押し寄せてくるのですよ。もう、ボディーブローのような感じで効いてきます。いや、ほんと申し訳ない。

 状況確認

さて、家に着きました。まだ長男も帰ってきていませんので妻は片足ブーツを履いたままです。頭に浮かんだ絵を実際に見るわけですから顔がほころんでしまいます。そしてリビングにはいると…。妻はソファに座っていました。「なーんだつまんない」。もちろん声には出しませんよ。もし妻が立っていたら爆笑していたかもしれませんが、家事を終了して私の帰りを待っていました。急にテンションが下がっていくのがわかりました。気を取り直して作業に取り掛かります。

噛んだブーツのファスナー

噛んでしまったブーツのファスナー

よく見ると靴を脱ぐときにファスナーが噛んだのではないようです。「いつ噛んだの?」「ブーツに履き替えてファスナーを上げたとき」よっぽど早く帰りたかったのでしょう。ファスナーを半分ぐらい上げたところで噛んでいました。その状態で帰ってきたようです、隠しながら。試しに動かしてみましたが全く動きません。噛んだところを無理やり折り返して見ると、ガッツリ噛んでます。少し噛んだという状態ではありません。そして私の疑問も解けました。厚い合皮が噛んだ理由が。

原因は合成皮革の劣化

以前から「ブーツのファスナーの裏の合皮が劣化してボロボロ取れてきた」と言っていました。新しいブーツを探さないと、という話をしていたのです。そして劣化した合皮が全て取れてしまい、薄い生地だけになっていたのです。それじゃ噛むのも仕方ありません。気をつけてファスナーの上げ下げをしないと間違いなく噛んでしまいます。どこも製造原価を下げようと努力しているのですね。見える部分には本革を使用し、外に出ない部分に合成皮革を使用するのですから。

さて、ファスナーをらどちらに動かした方が取りやすいか。作業的には上げた方がやり易そうです。生地も薄いので割とすぐ取れそうです。ファスナーより上にある噛んだ生地を外側に引っ張りながらファスナーを上げます…簡単に取れました。自分で言うのもなんですが、噛んだファスナーを直すのは上手いと思います。妻は洋服でファスナーが噛んでしまうことがなぜか多いのですが、その度に直しているので上手くなったのでしょうか。

新しいブーツ

とんだ事件でしたがこんな事が頻繁に起こっては困ります。と言う事で早いとこ新しいブーツを見つけないといけません。しかし妻は体が小さいので足も小さくて(21.5cm)サイズがありません。かろうじて百貨店にあるくらいですが、ここ数年ショートブーツが流行っていてロングブーツはどの店もそんなに置いていませんのでなかなか見つかりません。とにかく見つけたらすぐに買わなければいけません。

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