先日長いこと履いていて足に馴染んでいたニューバランス576が壊れたことを書きました。いろいろあって三代目ニューバランス574を履くことになったのですが、足慣らしもせずにいきなり通勤に履いて行かなければならないというのは非常に不安です。
ニューバランス574で外出
しかし運よく日曜日に出かけることになり、三代目ニューバランス574の足慣らしをするチャンスが来ました。とにかく通勤に履く前に1回でも履いて外出できるというのは有難いことです。
ニューバランス574にクールノットを通してみた
足慣らしはまさかの百貨店
欲を言えばショッピングモールなどの広いところが良かったのですが、なんと百貨店でした。妻が百貨店に行く用事があったのでついて行ったのですが、まさか百貨店とは。うれしいやら怖いやらとても複雑な気分です。広いショッピングモールだったらなんの気兼ねもなく精神的にも楽なのですが、百貨店だと建物も古いので
- 通路が狭い
- 人が多い
- 障害物が多い
のでキツイです。慣れた靴なら良いのですが、ここでいきなり新しいニューバランス574を履くのもかなり勇気が必要です。といっても時間がないので選択の余地はありません。
ふくらはぎに痛みが発生
狭いので前から人が来たら避けなければいけないですし、おっかなびっくりドキドキしながら歩きました。長く履いているニューバランスですから基本的な履き心地などは変わりなく意外と歩けましたが、まだ新しいのでソールが硬くて足が負けてしまいソールに足を合わせている感じです。当然かなりの負担が足にかかります。3時間近く経過したところでやはりふくらはぎが痛くなってきました。
長引く体の不調
いつも新しい靴を履いて外出する場合、下半身の疲労予防としてSKINSなどの機能性タイツやふくらはぎにつけるカーフタイツなどを身に着けて外出しますが、今回はなぜか何も身に着けていませんでした。今は夏ですから暑いのでタイツは無理としても、何故カーフタイツを履かなかったのかと後悔しました。カーフタイツはメーカーによって呼び方は様々ですが、ふくらはぎ用のサポーターのような物です。これをつけるとつけないとでは天と地以上の差が翌日以降現れます。カーフタイツはふくらはぎをガチッと固定することで筋肉の負担を軽減して、筋肉痛を未然に防いでくれるのです。それを履いて行かなかったので3時間ほどでふくらはぎに痛みが出て来たのだと思います。
じわじわと現れる外出の反動
それでも転ぶこともなく無事に帰ってくることが出来て物凄い緊張感から解放されました。大変だったことなどもすっかり忘れていましたが、夕方椅子から立とうとしたら立てません。高反発座布団などを重ねて高さを稼いでいるのでいつもなら立てるくらいの力では立つことができませんでした。「あれ？」と不思議に思ったのですが、三代目ニューバランス574を履いて外出した時の負担がかなり足にきていて力が入らなくなっていたのです。そして夜には風呂にゆっくりと浸かりストレッチをして寝ましたが昼間の外出の反動がじわじわと現れ始めたのです。
体を襲うだるさと痛み
そして翌日。前日の反動で体がだるくて力もあまりはいりません。ふくらはぎもだいぶ張っていますし痛みもあります。会社でも立つのが大変なのでいつもより椅子を少し高くして仕事をしましたが、そんなことよりもとにかくだるくてだるくて動くのが億劫です。
2日後。体のだるさは変わりませんが筋肉に痛みが出て来ました。でもこれは筋肉痛の痛みではなく、体調が悪い時に出る「筋肉がやられてるなぁ系」の痛みです。それが右足のふくらはぎに出ています。何もしなくても痛いのですが、車の運転でアクセルを踏んだり戻したりすると特に痛みます。またふくらはぎだけではなく腰やお尻の筋肉も硬くなっており、仕事の合間に伸ばすと「うー痛ぇ」って縮んだ筋肉が伸びるのがよくわかります。
3日後も前日と同じ感じですが、少し楽になった気がします。そんな体調不良が3日続き、4日後にやっとだるさも取れ痛みもあまり感じなくなりました。
新しい靴を履くのは一大事
別に無理な運動をしたわけでもなく、ただ新しい靴を履いて出かけただけで私の体にかかる負担は回復するまでに丸3日を要するくらい大きなものなのです。新しい靴を履くというのは私のような筋ジストロフィー患者にとっては一大事であり、そこに転んでしまうかもしれないという精神的な負担もかかるので心身ともに疲れてしまいます。そんな訳で出来ることなら履き慣れた靴を長く履きたいと思うのです。
コメント