ラグビーワールドカップ2019の三位決定戦が東京スタジアム(味スタ)で行われ、ニュージーランドがウエールズを40-17で下しました。ニュージーランドがらしさを見せて今大会を終えました。
準決勝でイングランドに封じ込まれ、良いところが全くと言って良いほどなかったニュージーランドと、世界最強のフィジカルと言われる南アフリカと死闘を繰り広げたウエールズの戦いでした。しかしウエールズは南アフリカとの激闘を物語るかのように、ケガなどで先発メンバーが9人入れ替わりました。さらに準決勝から中4日とニュージーランドより1日少ないスケジュールも響いたようで、ほぼベストメンバーのニュージーランドとの一戦は厳しい試合となりました。
ニュージーランドは前半早々立て続けにトライを奪い優勢に試合を進めます。さらに準決勝の反省もあったでしょう、展開も早くニュージーランドらしさを十分に発揮し、終わってみればウエールズから6トライを奪う内容でした。
一方のウエールズは先ほど書きましたが、南アフリカとの死闘から中4日で負傷者が多く先発メンバーを9人入れ替えなければならない状態でスピードのあるニュージーランドとの戦いでしたが、ニュージーランドの出足を止めることはやはり厳しく、ニュージーランドらしさを出させてしまった結果となりました。それでもニュージーランドゴール前でフォワードで散々押し込んどいてからのトライなどウエールズらしさも見せてくれました。
それでもミスなどちょっとした隙を見せればすぐに攻勢に出てトライに結び付けるニュージーランドの攻撃はさすがです。考えてみればワールドカップ3連覇がかかり優勝候補と言われていたニュージーランドが三位決定戦を戦っていると言うこと自体が驚きであり、普通に力を発揮すればスコア的にもこんなもんなんだろうと思いました。それだけに準決勝のイングランドは試合前のハカに対するアプローチだったり、ニュージーランドを研究し尽くして良さを封じたエディー・ジョーンズの戦略など見事だったと思います。
残念ながらニュージーランドのワールドカップも終わってしまいましたが、最後にらしさを見ることが出来て良かったと思います。
さて、今夜はいよいよ決勝戦です。
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