上原ひろみ@すみだトリフォニーホールのはずでしたが…

2019年12月14日は、待ちに待った上原ひろみ”Spectrum Japan Tour”すみだトリフォニーホールでの公演でした。先週末やっと発券し、さあ今週末!というところで、なんと10日に長男、11日に妻と次男、そして12日にはついに私までインフルエンザを発症してしまいこのライブに行くことが出来ませんでした(涙)。

上原ひろみ、スペクトラムジャケット裏面

日々高まるライブへの期待感

今回のSpectrum Japan Tourですが、いつものトリオと違い音響の素晴らしいホールでPAなしのピアノの生音での公演です。ですからどうしてもキャパの小さいホールでの公演となり、いつも以上に厳しいチケット争奪戦となりました。いつものトリオでの公演ですと、5,000人収容できる東京国際フォーラムのホールAでの3日連続公演があるので、チケットは何とか取れていましたし、いつも土・日の2日間参戦していました。

今回妻と二人で11/17Tour初日のサントリーホールと12/14のすみだトリフォニーホールに申し込んだのですが、結局妻がすみだ公演に当選しただけで、私は全て落選です。私の落選はいつもの事なのですが、それでも1公演しか抑えられなかったので嫌な感じが心の中に少しありました。

上原ひろみファンならば、同じ曲でも次の日には全く違う演奏になるのは知っていますので、最低でも2公演は押さえたいところです。その後何度もサントリーホールに応募しましたが、当選することが出来ませんでした。追加公演ですみだトリフォニーホールが決まったのですが、いくら会社から近いと言っても妻は仕事でこれませんから申し込みませんでした。それだけに今回のこの公演には強く入れ込むものが有り、アルバム発表後毎日アルバムを聴き自分のものにし来るべき日に備えていました。

まさかのインフルエンザ

そしてまさかのインフルエンザ。もう泣くに泣けません。だってソロピアノは10年に一度ですからね。本人が節目の年にマイルストーン的にソロをやると言っていますから。ですからこの”Spectrum”の公演は二度と見られないのです。次回は別のアルバムツアーになる訳ですから。そしてこの”Spectrum”は上原ひろみのピアニストとしての30代の音の記録なわけです。ですからたとえ10年後に”Spectrum”の全曲を演奏したとしてもそれは30代の集大成の音ではないのですよ。

自分としては絶対本編ラストに演奏するだろうと前にも書きましたし、実際今回のセットリストでも本編最後に演奏しているRhapsody in Various Shades of Blueが楽しみでした。Behind Blue Eyes後のクライマックスに向かって激しくなっていく、上原ひろみの演奏で大盛り上がりになるのは間違いないですからね。しかも20分を超える大作ですからライブだと25分を超えるでしょう。そんな音楽を一人でピアノ一台で演奏するわけですから。もはや一人プログレ演奏ですから是非とも見たかった・・・(涙)。

Spectrum Tourの映像化希望

ですから今後是非とも映像を発売してほしいのですが、果たしてどうなるのでしょうか。ライブ映像はMoveが最後でそれ以降のAlive、Sparkと出ていません。Aliveに関しては私が見に行った時カメラが入っていたのですが、サイモンのペダルが壊れ演奏途中に交換すると言うハプニングがありました。Sparkの時は途中で変な合いの手入れる客がいました。手拍子もあったかな?上原ひろみに曲中の手拍子は不要です。ま、いくら手拍子しても彼女が繰り出す強力な変拍子に客の手拍子がついていけず終了となりますが(笑)。そんな理由で映像が発売されてないのかもしれません(私の推測です)。上原ひろみと言えばライブなのですから、是非とも映像は発売してください。何なら3公演くらい入れちゃってください。Perfumeでも形の違う3公演をセットにしてBDで出してくれていますよ。YAMAHAさん宜しくお願いします。

とにかく悔しさだけしかありません。聴くたびに思い出してしまうので心の整理がつくまでは上原ひろみを聴くことは出来ません。今もLed ZeppelinのライブアルバムThe Song Remains The Sameを聴いています。これもライブの名盤です。

コメント